健康な肉体を求め、ジム通いをする人は多数。しかし現在、筋トレ勢の間ではドン・キホーテが非常に熱いスポットとして注目を集めているのをご存知だろうか。

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■筋トレ勢、ドンキのカレーに興奮

今回まず注目したいのが、パーソナルトレーナー・まりりんさんが5月に投稿した1件のツイート。引き締まった肉体美を誇るまりりんさんだが「ドンキでこんなレトルトカレー見つけた!」と、喜びを綴っている。

ドンキのレトルトカレー」と聞くと、ぶっちゃけあまり健康的なイメージに結びつかないのだが…。

プロテインカレー

投稿に添えられた写真を見ると、そこにはなんと「プロテインカレー」なる、衝撃的な商品が写っていたのだ。


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■筋トレガチ勢が興奮した「2つの理由」

カレーにプロテインを投入するという発想は多くの人々に衝撃を与え、件のツイートは投稿から数日で1,500件近くもの「いいね」を獲得するほど大きな話題を呼んでいた。

ツイート投稿主・まりりんさんは「プロテイン」の5文字に反応してしまう体質(?)の持ち主だそうで、店頭で同商品を発見した際の感想について「気がついたときには、栄養成分表示を見てました。これはクセで、栄養成分表示があるものは確認してから購入しています」と、笑顔で振り返っている。

プロテインカレー

昨今は「糖質制限」が流行しているが、そうした風潮に警鐘を鳴らすまりりんさん。曰く、「脂質にはあまり注目されていないのですが、洋食を好んで食べる方や外食が多い方は脂質過多になりやすいです」とのこと。

そうした前提を踏まえた上で、「一般的なプロテインではたんぱく質20g前後摂取できますが、ドンキのこのカレーはたんぱく質33.4gと十分な量です。また脂質も、一般的なレトルトカレーは10〜15g前後が多い中で5gにまで抑えています」「美味しく手軽に食べられるレトルトカレーで、ここまで高たんぱく・低脂質なものはなかなか無いと思います」と、同商品の魅力を忖度なしで語ってくれたのだった。


■開発時のエピソードがガチすぎる…

続いては、ドンキを展開する「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」(PPIH)に、同商品開発の経緯について尋ねてみることに。

プロテインカレー

プロテインカレー」が販売開始となったのは、2022年7月のこと。PPIH担当者は「脂質が低く、十分なたんぱく質が摂れる美味しいカレーが市場に無かったため、開発を検討し、商品化いたしました」と説明しており、まりりんさんが感動した要素が、そもそもの「出発点」となっていたことが判明したのだ。

商品完成に至るまでは15回以上の試食を重ね、最終的に、神奈川県産の「至高の玉ねぎ」に到達。その後は「JA全農かながわ」と幾度も交渉を重ね、最終的にはJA担当者と「友情」が芽生え、コラボ商品「プロテインカレー」が誕生したという。

記者も早速実食しようと、都内近郊のドンキ店舗を散策してみたのだが、やはりかなりの人気を誇っているようで、いずれの店舗でも売り切れ状態に。

プロテインカレー

東京都武蔵野市の「西友吉祥寺店」にてようやくゲットできたので、店舗で見かけた際は迷わず購入してほしい。なお「レトルト食品」ではなく「プロテイン」コーナーに陳列されている可能性も高いため、念のため両コーナーをチェックしておこう。

プロテインカレー

カレールーが非常に濃厚な味わいにつき、思わずライスが進んでしまうため、健康志向な「玄米カレー」にしても面白そうだ。

プロテインカレー

なお、記者はカレーに卵を投入し、別途プロテインを摂取するという「たんぱく質の暴力」を体現してしまった。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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