岡田将生松坂桃李柳楽優弥が共演した2016年4月期放送の日本テレビ系ドラマ『ゆとりですがなにか』の映画作品『ゆとりですがなにか インターナショナル』より、本編映像が初解禁。また、安藤サクラ仲野太賀吉田鋼太郎らおなじみのキャストが再集結する。

【動画】本編映像初解禁! 映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』特報

 『ゆとりですがなにか』は、岡田演じる坂間正和、松坂演じる山路一豊、柳楽優弥演じる道上まりぶのアラサー男子3人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かうストーリー。脚本・宮藤官九郎×監督・水田伸生によって、笑いあり涙ありの痛快社会派コメディとして描かれ、第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど、ドラマ賞も総なめに。そんな高い評価を受けている本作が映画化される。

 ドラマから引き続き、豪華な実力派キャスト陣もスクリーンへ帰ってくる。岡田演じる坂間正和の嫁で、結婚を機に退職し、現在は2児の母で坂間酒造の経理として家族を支える坂間茜役に安藤サクラ。正和が勤めていた食品会社の後輩で、現在は店長兼エリアマネージャーだが超マイペースなゆとりモンスター・山岸ひろむ役に仲野太賀。柳楽演じる道上まりぶの父親であり、フリーカウンセラーの傍ら、レンタルおじさんとして老若男女の相談に乗る麻生厳を吉田鋼太郎が演じる。

 そして、坂間一家も集結。正和の妹・ゆとり役に島崎遥香、母・和代役に中田喜子、兄・宗貴役に高橋洋、宗貴の嫁・みどり役に青木さやかが続投。松坂演じる山路一豊のクラスで教育実習生だった元カノ?の佐倉悦子役で吉岡里帆が出演。ドラマで男性陣をかき回した“佐倉悦子の乱”がスクリーンでも再び…?

 安藤は「最初の撮影から約7年。茜ちゃんも私も母になりました。こうやって共に歳を重ねながら演じていると、みんな役柄とはいえ、たまに会う親戚のような存在になってきました。だからまた彼女に会うことができて、あの三人に会うことができて嬉しかったです。スタッフの皆さんとも再会し、水田監督のもと大切な友達とまたお芝居ができて、胸がいっぱいになりました。この3人が集まれば間違いない、最強の3人組です。ぜひ映画館でご覧ください!」とコメント。

 仲野は「『ゆとりですがなにか』という作品には思い入れしかありません。まさか映画化が決まって水田組のスタッフの皆さん、素敵なキャストの皆さんと再会できるなんて。本当に嬉しかったです」と喜びの声を。「宮藤さんが書き下ろした脚本は、何がどうしてこうなった!? という驚きの展開の連続。そしてなんて社会派なこと。なのになんでこんなに笑えるんだろう。岡田さんをはじめとする先輩方の肩のぶん回しっぷりも最高です!! 驚くほどすんなりと山岸に戻れた自分にもビックリしています。それはそれでどうなんだろう(笑)。はやく皆様に観ていただきたいです。お楽しみに!!」と言葉を寄せた。

 吉田は「TV版を撮り終えてからもう随分経つわけですが、久しぶりに再会したゆとりチームは全く久しぶりという感じがせず、一瞬であの頃に引き戻されました。勿論ゆとり達はそれなりに年を取り、あの頃よりも更にハードな人生に立ち向かっている訳ですが、やはり相変わらずゆとりゆとりで、むしろ年を取った分ゆとりさ加減に磨きがかかってきたと言うか、ポンコツさと、愛おしさが増し増しになっているようです」と作品への想いを語る。

 そして「Z世代の台頭によりゆとりはもはや死語となった感はありますが、ゆとり世代は今確実に社会で活躍の場を広げています。あの頃、ある揶揄と嘲笑を持って語られていたゆとり達は今社会の中心に居るはずですが、それでもやっぱりゆとりゆとりで、ポンコツで愛しい奴らである事に変わりはないようです。更にポンコツさと愛しさを身につけたゆとり達のゆとりぶり、どうぞ心ゆくまでお楽しみ下さい」とメッセージをおくった。

 映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』は10月13日全国公開。

映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』に出演する(上段左から)吉田鋼太郎、安藤サクラ、仲野太賀、(下段左から)吉岡里帆、島崎遥香、中田喜子、高橋洋、青木さやか (C)2023「ゆとりですがなにか」製作委員会