今月2日、「生存する世界一長い舌を持つ犬」が新たにギネス世界記録に認定されたことが明らかになった。350ml缶の高さとほぼ同じ長さの舌を持つ犬は、鼻を舐める時に長過ぎる舌を持て余しているようにも見え、「口の中に舌をしまえるの!?」といった驚きの声が寄せられている。英ニュースメディア『The Guardian』などが詳細を伝えた。

世界ギネス記録を更新したのは、ラブラドール・レトリバージャーマンシェパードミックス犬である“ゾーイ(Zoey)”だ。ゾーイの舌は12.7センチで、「生存する世界一長い舌を持つ犬」として認定された。350ml缶の高さは12.22センチであり、ゾーイの舌は350ml缶とほぼ同じ長さとなる。

ゾーイの飼い主である、米ルイジアナ州メテリー在住のセイディ・ウィリアムズさん(Sadie Williams)とドルー・ウィリアムズさん(Drew Williams)は2020年6月、ネット上で子犬が処分されてしまうという投稿を見つけた。投稿主に話を聞いた2人は、生後6週間のゾーイを引き取ることにした。当時のゾーイは頻繁に口から舌を出して常によだれを垂らしていたそうで、初めてゾーイを撮影した写真でも舌を出していた。「成長するにつれて舌が長く伸びるかも」と考えていた2人の予想通り、ゾーイの舌は伸び続け、ゾーイを見た人々は口を揃えて「なんて長い舌なんだ」と言うようになった。

「世界記録を破れるかもしれないよ」という声もあり、セイディさんとドルーさんは当時の記録について調べることにした。するとサウスダコタ州スーフォールズで飼われているセント・バーナードの“モチ(Mochi)”が、18.58センチの記録を保持していた。しかしモチは2021年に亡くなっており、それ以降は「生存する世界一長い舌を持つ犬」の記録が更新されていないことが分かった。

そして昨年、動物病院で舌の長さを測ってもらうため、セイディさんとドルーさんはゾーイを連れて獣医のもとを訪れた。口から出ている舌を鼻の先から舌先まで計測すると、12.7センチという数値を記録した。2人は昨年11月にこの記録をギネス世界記録に申請したが、“ビスビー(Bisbee)”という別の犬が9.49センチの記録で「生存する世界一長い舌を持つ犬」として認定されていた。しかし今年3月にゾーイのもとへ認定証が届き、ゾーイはビスビーの記録を3センチも上回る数値で記録を更新した。

ゾーイの世界ギネス記録更新のニュースを見た人からは、「こんな舌で舐められたらビックリしちゃうね」「なんて長い舌なんだ」「ちゃんと口の中に舌をしまえるの!?」など驚きの声が多数あがっている。

画像は『Guinness World Records 2023年6月2日付Facebook「Zoey, the labrador/German shepherd mix, from Metairie, Louisiana, USA, has officially claimed the record for longest tongue on a living dog」「Introducing Zoey, the canine superstar with a tongue that’s breaking records and stealing hearts!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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