これまで数々の意欲的な作品を世に送り出してきたクリストファー・ノーラン監督の新作『Oppenheimer(原題)』が、アメリカでR指定にレイティングされたことがわかった。監督にとって、『インソムニア』以来約20年ぶりのR指定となる。

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 本作は、監督が長年タッグを組んできたワーナー・ブラザースと袂を分かち、ユニバーサル・ピクチャーズで撮った作品。キリアンマーフィーを主人公に据え、原爆の父と呼ばれたロバートオッペンハイマーの半生に迫る。

 ノーラン監督は『ダークナイト』三部作やインセプション』、『インターステラー』、『ダンケルク』、『TENET テネット』など数多くの作品を監督してきたが、そのほとんどがPG‐13のレイティングで、17歳未満の観賞は保護者の同伴が必要となるR指定にレイティングされるのは久しぶり。性的描写とヌード、言葉遣いのいくつかが問題となったようだ。

 本作はまた、ノーラン監督史上最長の3時間弱となることがわかっている。キリアンのほか、オッペンハイマーの妻キティ役でエミリー・ブラント、アメリカ原子力委員会委員長ルイス・ストロース役でロバートダウニー・Jr、マンハッタン計画を指揮したレズリー・グローヴス役でマット・デイモンが出演。フローレンス・ピューやラミ・マレック、ベニー・サフディ、デヴィッドダストマルチャンらも出演する。

 『Oppenheimer(原題)』は、7月21日より全米公開予定。

クリストファー・ノーラン新作『オッペンハイマー』、R指定に  クランクイン!