富山県に住む56歳無職の男が、働く意志がないにも関わらず会社から交通費をだまし取ったとして逮捕された。

 警察によると、男は2022年9月、新潟県佐渡市の会社に電話を掛け、勤務の意志を伝える。その後、デタラメの内容を記載した履歴書をFAXで送信した。会社側が会社に来るよう促すと、「交通費が足りないので給料を前借りして先に振り込んでほしい」と発言。会社はこれを信じ、男の口座に現金2万9670円を振り込んだ。

 入金後、男と連絡が取れなくなったことから、会社側が警察に通報。6日に詐欺の疑いで逮捕した。警察の取り調べに対し、男は容疑を認めているという。また、警察によると、男の口座には他の企業からも入金された形跡があったとのことで、余罪の可能性を調べている。

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 この事件に、ネットユーザーからは「実に小狡い事件。こんなことが通用することにも驚き」「履歴書をかなり盛って、すぐにでも来てほしいと感じさせたのだろうか」「こんなことをしても、どうせすぐにバレる。しかし何回も成功しているとなると、味を占めるのも無理はないね」「3万円程度をだまし取ることで、相手に『そのくらいならいいか』と思わせようとしていたのでは」と驚きや憤りの声が相次ぐ。

 また、「佐渡の会社ってすごく優しいね。これだけのことをしてくれるなんて、かなりのホワイト企業だと思う」「担当者がいい人過ぎたという側面もありそう」「56歳の男にここまでしてくれる会社。よっぽど人手不足だったんだろうか」などの意見も出ていた。

 小狡い男の犯罪。今後、代償を背負うことになりそうだ。

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