秋篠宮邸の改修工事が無事に終わり、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは新居での生活をスタートされるも、佳子さまは現在仮住まいに留まり、事実上、家族とご別居されている。佳子さまは現在28歳を迎えられているが、世の中では1人暮らしを何歳で始めている人が多いのだろうか。調査結果をもとに解説する。

紆余曲折を経て、ようやく完成した34億円の新居

秋篠宮邸の改修工事がスタートしたのは令和元年の2019年。それから新型コロナウイルスの影響で半年ほど遅れたこともあり、当初の予定より長い4年間の改修期間が費やされ、2022年の11月に無事に完成をした。建設費は、北側に隣接する赤坂東邸と合わせて約34億円を言われており、皇族に相応しい荘厳な佇まいと、細部まで行き届いた贅沢な造りを彷彿とさせる。我々国民の想像を楽しませてくれるに十分な数値である。

また、秋篠宮ご一家が約4年間、仮住まいされてきた『御仮寓所(ごかぐうしょ)』の建設費は約9億円と言われている。改修費と合わせて43億円――。しかし、この膨大なコストこそがこの度の改修工事に踏み切るのに時間を要した原因である。秋篠宮さまは、改修費用が税金で賄われることを憂い、国民へのご配慮から、度重なる宮内庁からの提案にもかかわらず、辞退しつづけてきたという経緯がある。

しかし、旧秩父宮邸を利用した秋篠宮邸は築50年以上の建築物であり、刻一刻と老朽化が進んでいた。秋篠宮邸はご一家の私室私室部分のみならず、ご接見などに用いる公室部分、職員たちが使用する事務室部分の大きく分けて3つエリアを擁している。秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣(こうし )となり職員が増えたことを受け、公室や事務部分を拡張する必要性を感じて、今回の決断にいたった。

秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは新居での生活を始めているが、佳子さまは家族と別居をご選択

秋篠宮ご一家は徐々に『御仮寓所(ごかぐうしょ)』から引っ越し作業を進め、「2023年3月中に引っ越し完了の見込み」という報道どおり、すでに秋篠宮ご夫妻と悠仁さまの生活は新居に移っているという。

しかし、佳子さまが新居へご引っ越しされることはなく、引き続き仮住まいの「私室部分」に留まられている。当初はこの仮住まいについて、改修工事完了後には「事務所と収蔵庫として使用される」と宮内庁は説明していたが、改修工事を終えた2022年秋には「『御仮寓所(ごかぐうしょ)』は『分室』であり『私室』も残る」と説明内容を変更している。

佳子さまが事実上、秋篠宮一家とご別居を選ばれた理由は正式に発表されていないためさまざまな憶測を呼んでいる。

佳子さまは昨年末に誕生日を迎え、28歳になられている。では、一般的に1人暮らしを始める年齢は何歳が多いのだろうか? 次ページの表は「1人暮らしを始めた年齢ランキング」である。

1人暮らしを始めた年齢ランキング

第1位 18歳

第2位 20歳

第3位 19歳

第4位 22歳

第5位 23歳

第6位 21歳

第7位 25歳

第8位 24歳

第9位 26歳

第10位 30歳

(引用:引越し一括見積もりサイト「引越し侍」)

 また、同調査では「1人暮らし経験あり」と回答した人は75%、「1人暮らし経験なし」と回答した人25%だった。約8割の人が1人暮らしを経験しているという結果となった。

上記の調査から、「1人暮らし」を始めるタイミングは大きく分けて「進学」「成人」「就職」であることが想定される。

2022(令和4)年4月1日から、成人年齢が18歳に引き下げられ、18歳以上であれば単独で賃貸借契約を締結できるようになった。これまでは、19歳以下は親権者である親などの法定代理人の同意がなければ賃貸借契約を結ぶことができなかったが、法改正に伴い、18歳以上の成人であれば自由に契約を結ぶことが可能となったのだ。親権者が後から一方的に契約の取り消しを行うこともできない。今後、18歳をきっかけに1人暮らしを始める人は増加するかもしれない。

GGO編集部

(※写真はイメージです/PIXTA)