スーパーバイク世界選手権で培われたパフォーマンスを発揮する「Ninja ZX-10R KRT EDITION」

【ポテンシャル最強バイク】カワサキ「Ninja ZX-10R KRT EDITION」の潜在能力はモンスター級!?の画像一覧

ストリートではなかなか感じることのできないマシンの潜在能力。しかしサーキットへ持ち込むと、そのポテンシャルは明らかになってくる。スーパーバイク世界選手権で培われたエンジンパフォーマンスを発揮するカワサキの「Ninja ZX-10R KRT EDITION」。レーシング性能を持ちながら、ストリートライディングでもその片鱗を覗かせるスーパースポーツモデルにNEWカラー&グラフィックが登場した。

213.1馬力のモンスター

ライダーの負担となる風圧を軽減させる先進のエアロダイナミクスデザインを採用した「Ninja ZX-10R KRT EDITION」バイクで颯爽と走るとき、それは常に風圧との戦いになる。「Ninja ZX-10R KRT EDITION」はライダーの負担となるその風圧を軽減させる先進のエアロダイナミクスデザインを採用。一体型ウイングレット装備のカウルが優れた空力性能を発揮し、さらにダウンフォースを生み出すことで安定したコーナーリング走行となる。

一体型ウイングレット装備のカウルが優れた空力性能を発揮する「Ninja ZX-10R KRT EDITION」
一方で風圧をも味方につけるカワサキのスーパースポーツモデルは、カウルに沿って流れる空気をパフォーマンスに導入。圧縮されたラムエアが加わることで最高出力は213.1馬力ものパワーを発揮するのだ。エンジン回転が同じ13,200rpm時にラムエア加圧がない場合は203馬力なので、風圧を味方につけたことで、ざっくりとした計算だが10馬力もアップしたこととなる。

世界に知られた「Ninja」の最高峰

「Ninja ZX-10R KRT EDITION」は圧縮されたラムエアが加わることで最高出力は213.1馬力ものパワーを発揮トム・クルーズが演じたマーヴェリックこと、1986年公開の初代『トップガン』の登場により世界中で注目されることとなったカワサキの「Ninja」。2022年に公開された最新の『トップガン』でも「Ninja」が登場した。そこで採用されたのは、「Ninja H2」だ。「Ninja ZX-10R KRT EDITION」と同じく総排気量998cc、水冷4ストローク並列4気筒 DOHC 4バルブを搭載しながらも「Ninja H2」は重量級ツアラーモデル。

最高出力213.1馬力! カワサキ最高峰モデルとなる「Ninja ZX-10R KRT EDITION」劇中に登場するマーヴェリックの愛車「Ninja H2」はさまざまなカスタムが施され、ツアラーモデルというよりは軽快なスポーツモデルに仕立てられているが、「Ninja ZX-10R KRT EDITION」とは素性が違いすぎる。

「Ninja ZX-10R KRT EDITION」はS-KTRC、KQS、オーリンズ製ステアリングダンパーなど最先端のシステムを搭載穏やかなツアラーモデル「Ninja H2」に比べ、ハイパフォーマンスモデルとなる「Ninja ZX-10R KRT EDITION」はギアレシオも違い、アグレッシブそのもの。「Ninja H2 SX SE」は300万円越えの金額こそカワサキ最高値となるが、最高出力においては今回紹介している「Ninja ZX-10R KRT EDITION」が最高峰モデルとなるのだ。

ファクトリーマシンさながらのレイアウト

「Ninja ZX-10R KRT EDITION」はスーパーバイク世界選手権で磨き上げられたファクトリーマシンからフィードバックスーパーバイク世界選手権で磨き上げられたファクトリーマシンからフィードバックされた空冷式オイルクーラーを採用する「Ninja ZX-10R KRT EDITION」。213.1馬力の巨大なパワーを持ちながらも扱いやすさを両立したエンジンは、トルクフルな115Nm(11.7kgf•m)/11,400rpmを発揮。

213.1PS/13,200rpmの巨大なパワー、トルクフルな115Nm/11,400rpmを発揮する「Ninja ZX-10R KRT EDITION」それらのパワーを受け止めるフロント制動力は、外径φ330mmのブレンボ社製セミフローティングディスクとブレンボ社製M50ラジアルマウント、φ30mmピストン4ポットキャリパーを装備。安全なストップパワーをもたらす。もちろんABSも搭載しているのだ。

ブレンボ社製セミフローティングディスク、φ30mmピストン4ポットキャリパーを装備する「Ninja ZX-10R KRT EDITION」その強烈な制動力を受け止めるのがフロントフォーク。ファクトリーマシンからのフィードバックを受けたφ43mmバランスフリーフロントフォークを採用し、また高剛性でありながらもコンパクトで軽量なフレームにより優れたコントロール性を生み出す結果となっている。

ストリートではなかなか感じることのできない潜在能力を秘めている「Ninja ZX-10R KRT EDITION」さらにS-KTRC、KQS、オーリンズ製ステアリングダンパーをはじめとした最先端のライダーサポートシステムを搭載し、ファクトリーマシンさながらのパフォーマンスを発揮しながらもストリートライディングも楽しめるスーパースポーツモデルに仕上がっているのも「Ninja ZX-10R KRT EDITION」の特徴だ。

「Ninja ZX-10R KRT EDITION」スペック

ストリートライディングも楽しめるスーパースポーツモデルの「Ninja ZX-10R KRT EDITION」

全長×全幅×全高 2,085×750×1,185mm
シート高 835mm
定員乗車 2人
車両重量 207kg
エンジン 水冷4ストローク並列4気筒 DOHC 4バルブ
総排気量 998cc
最高出力 149kW(203PS)/13,200rpm ラムエア加圧時:156.8kW(213.1PS)/13,200rpm
最大トルク 115Nm(11.7kgf•m)/11,400rpm
メーカー希望小売価格 ¥2,330,000(税込)

快適なツーリングを楽しむことができるエレクトロニッククルーズコントロール、TFTインストゥルメントパネルを採用した「Ninja ZX-10R KRT EDITION」
問い合わせ先
カワサキモータースジャパン お客様相談室 TEL:0120-400819
URL : https://www.kawasaki-motors.com

文/坂東 漠 画像提供/カワサキモータースジャパン

【ポテンシャル最強バイク】カワサキ「Ninja ZX-10R KRT EDITION」の潜在能力はモンスター級!?