ソリベストルモ(右)とブズコワ(左)は、相次ぐ批判を受けてインスタグラムを閉鎖した(C)Getty Images

 テニス界で起きたショッキングな処分は大きな物議を醸した。そして、いまだ余波は広がり続けている。

 問題となっているのは、去る6月4日(現地)に行なわれたテニスの4大大会「全仏オープン」の女子ダブル3回戦で下された裁定だ。

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 この試合にアルディラ・スーチャディ(インドネシア)とのペアで出場した日本の加藤未唯(ザイマックス)は、第2セットの第5ゲーム中に相手コートへ返球。これがボールガールを直撃して泣かせてしまうと審議の末に失格に。ポイントと賞金も没収されてしまったのである。

 この騒動において最もバッシングを受けたのは、対戦相手のマリエ・ブズコワ/サラ・ソリベストルモ(チェコスペイン)だった。当初、加藤による「わざとやったわけではない」という主張を受けて主審は警告の判断を下したが、これに猛抗議。「彼女(加藤)はわざとやったんじゃないの? 泣いてるじゃない」という執拗なアピールで事態は混沌。最終的に大会のスーパーバイザーも現れ、先述の処分が下されたのである。

 試合後に「笑っていた」(米スポーツ専門局『FOX Sports』)という報道もあいまって、「スポーツマンシップのかけらもない」と周囲の怒りの矛先はソリベストルモとブズコワに向けられた。そして彼女たちのSNSには批判の声が殺到し、ついにはインスタグラムの閉鎖に至った。

 試合後に「SNSは見ないようにしている」「批判されるのは傷つく」と複雑な胸中を漏らしていたソリベストルモは早々に閉鎖していたが、ブズコワのアカウントも9日時点ですべての動画や写真が見られない状態となっている。

 ただ、依然として両者への批判は収まる気配がない。

 スペイン紙『Marca』が、8日の混合ダブルスで加藤ペアが優勝したことを伝えたニュースコメント欄には、「あまりに下品な態度だった」「私たちは21世紀に生きている。だからカメラできちんと確認したうえで判断すべき。カトウには賞金が支払われるべきだし、ソリベストルモの組も悪いとは思わない」といった声が寄せられている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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