愛する伴侶を喪うことは、自分自身の一部を失うのと同じだ。その痛みを乗り越えることは、なかなか容易ではない。
だが、残された人は前向きに進んでいかなければならない。海外掲示板の人気のスレッドit『Am I The Asshole（私って嫌なやつ？）』に相談を寄せたのは、愛妻の死から立ち直り始め、新たな恋人に出会った男性だ。
男性は、スマホに保存していた亡き妻の画像を、自分が入浴中に、新しい恋人に勝手に全て削除されたとして激怒、その後、彼女を追い出したという。
【画像】 愛妻を失くした男性、新たに女性と出会い同棲を始める
投稿主の25歳の妻は、1年7か月前に他界した。
最初の数か月間は、愛妻を失ったことへの痛みや悲しみに耐えるのに大変だったが、ようやく妻の死を乗り越え、日常を取り戻すようになった。
7か月前、投稿主は23歳の女性と新たな出会いをした。
交際は順調で、約4か月前に投稿主のアパートに越してきて、2人は同棲を始めた。
ですが、今にして思えば、私たちの同棲は早急でした。
彼女はとても嫉妬深く独占欲が強かったのです。過去の恋愛で傷ついたことがあるので、私が浮気するのを怖がっているようでした。
私は、彼女の心を落ち着かせるために、スマホのパスワードを教えました。
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しかし、それが仇となった。彼女は、常に投稿主男性のスマホをチェックしていただけではなく、男性がその場にいない間に、保存してあった亡き妻の画像を勝手にすべて削除したのだ。
投稿主のスマホを勝手に操作した女性
新しい恋人が、投稿主の亡き妻の画像を削除するまでのいきさつを、投稿主はこのように話している。
彼女は、スマホに保存されてあった私と妻の画像を見て、誰なのか尋ねてきました。
だから私は正直に説明しました。
彼女は亡き妻のことを受け止めているようでしたが、やはり少し気まずかったです。
きっと新しい彼女のなかでは、投稿主の亡き妻への想いをうまく共有することができなかったのだろう。
［もっと知りたい！→］妻に内緒で精子ドナーになったことは裏切り？夫がネットに相談
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それから3日ほど経った日のことだ。
投稿主がシャワーを浴びていた間、スマホを充電したまま寝室に置いておいた。だが、シャワーから出ると、ロックが解除されていることに気付いたという。
投稿主は、彼女に確かめることをせず、そのままやり過ごすことにした。
ところが、その日の午後、投稿主がスマホの画像をFacebook にアップロードしようとしたとき、妻と私、そして彼女だけの画像はすべて跡形もなく消えてした。
それが、彼女の仕業だということは、言うまでもなかった。
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激怒した投稿主、彼女を追い出す
投稿主は、彼女に激怒した。
私が、そのことについて彼女に問い詰めると、彼女は叫び始めました。
今ここにいるのは生きている私なのよと。あなたは妻の死を乗り越て、妻の思い出をすべて取り除く必要がある、と言ってきました。
私は、スマホに亡き妻の生まれたままの姿の画像も保存していました。
それについても、彼女は「死んだ奥さんのそんな画像を保存しているなんて気持ち悪い」と言いました。
（確かに、それらはずっと前に削除するべきだったのかもしれませんが、私にとって特別なものだったため、削除したくありませんでした。）
私は激怒しました。そして、彼女に出ていくように言いました。
彼女は信じられないという表情で私を見つめましたが、最終的に荷物をまとめて出て行きました。
私は自分の部屋に行って泣きました。
翌朝、投稿主が目覚めると、彼女と彼女の友人たちから、たくさんの不在着信と怒りのメールが届いていたという。
彼女が、亡き妻の画像を削除したことは、たいしたことではなかったかもしれませんが、妻の画像の 95% は永久に消えてしまったのです。
結婚式や休暇などの画像はまだいくつかありますが、それでもほとんどが消えてしまいました。
投稿主は、彼女の行為によって自身の一部を失った気がしたそうだ。
せっかく前向きに彼女と生きようとしたのに、このような事態になってしまい、寂しく悲しい思いをしているという投稿主。だが、同時に混乱もしているようだ。
「確かに、私は事を急ぎ過ぎたのかもしれません。じゅうぶん癒される期間を持つことなく、同棲をするなんて早かったと今なら思えます。でも、彼女を追い出した私は、間違っていますか？」とRedditで問いかけた。
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ユーザーらの反応は「あなたは間違っていない」
今から3年ほど前に寄せられたこの投稿は、大きな反響を呼んだ。
ユーザーらは、投稿主に対し「あなたは間違ってなどいない」とコメントし、次のような意見を寄せた。
・彼女はあなたの人生に戻ってこなくていい。カウンセリングを受ける必要があるぐらいだよ。
・他の女性と出会って2年以内に同棲ってびっくりしたわ。私なら、伴侶を失ったら立ち直るのにもっと時間がかかりそう。
・父が亡くなって11年経つけど、まだ立ち直れていないわ。
→・同じく父を失くして12年。結構まだ辛かったりする。
・愛する人を喪った悲しみって、決して消えないと思う。だけど、前向きに生きてかなきゃいけないしね。だけど、どうしても辛くなる時があるものよね。
・私は夫を失って14年10か月と2日になるわ。今でも、毎日少なくとも3、4回は彼のことを思い出すわ。
彼や私たちが一緒に写っている画像はあまりないの。だって、他の人の画像を撮るのはいつも私たちだったから。
だけど、投稿主の彼女みたいに、不安だからって私の所有物を削除されたりしたら、間違いなく激怒するでしょうね。
・スマホの削除されたファイルフォルダーを確認してみて。ほとんどのスマホにはゴミ箱に相当するものがあるので、そこに残っていることを願うよ。彼女はそれを認識できるほどテクノロジーに精通していないことを願う。追伸、彼女がアクセスした可能性のあるパスワードはすべて変更して。
・Facebook は削除せず、ただ隠すだけ。だから、何があったのかをカスタマーサービスに伝えれば、取り戻すことができるはず。とりあえず、やってみて。
ユーザーからは、「削除された画像を復元する方法」についてのコメントが多数寄せられた。
投稿主は、追記として次のように締めくくっている。
温かいお言葉とサポートをしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
私はみなさんのアドバイスに従い、彼女を私の人生から永久に追い出します。
削除された画像を回復する方法があるかもしれないということ、後で地元のお店に行って尋ねるつもりです。みなさん、ほんとうにありがとう！
追記：（2023/06/09)タイトルを一部訂正して再送します。
References:Guy Finds Out His GF Deleted All The Pics Of His Late Wife While He Was In The Shower, Kicks Her Out Of The House / written by Scarlet / edited by parumo
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