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帰りの電車で眠ってしまい、目的地から遠く離れた場所へ辿り着いてしまった!なんていうことは、お酒をよく飲む人なら一度は経験があるかもしれない。

一方で経験のない人からすれば、始発までの間、深夜にどこで、どうやって過ごすのだろうと気になるものだ。神奈川県の20代後半の女性(企画・マーケティング・経営・管理職/年収700万円)は飲み会の帰りに、1度どころか、3度も東海道線で寝過ごしたという。

神奈川、東京、埼玉、群馬をまたいでも「気づかない自分に戦慄した」

新橋で飲んだ帰り、横浜駅で降りるはずが、ぐっすり眠ってしまい、気づいたら小田原だったという。ちなみに、東海道本線では新橋から横浜までは20分ほど、横浜から小田原まで1時間ほどかかる。

「反対方向の終電はとうに終わり、ふらふら向かった駅のトイレからも追い出され、結局駅近くの屋内駐車場の階段で夜を明かした」

と、女性は淡々と振り返る。このときは夏だったため凌げたようだ。

ところが女性はこれに懲りず、冬にも寝過ごしてしまった。藤沢で飲んだ帰り、やはり横浜駅で降りるはずが、またぐっすり寝てしまい、気づいたら高崎駅だった。なお、藤沢から高崎まで東海道本線では3時間ほどかかる。女性は、

「4県またがっても気づかない自分に戦慄した。さすがにタクシーでは帰れない」

と自嘲気味に綴っている。結局、「優しい」駅の車掌さんが、ホームの暖房完備の待合室で始発まで待たせてくれて、事なきを得たようだ。

最後の寝過ごしは、春に東京で飲んだ帰りに起きたという。

女性は今回も横浜駅で降りるはずが、一駅乗り過ごし気づいたら戸塚で、すでに横浜へ戻る終電はなかった。戸塚から横浜までは東海道本線では10分程度の距離だが、女性は、

「冷静な判断ができずレンタサイクルを借りて横浜方面に戻ろうとした」

と振り返る。深夜に、平坦な道でも危ないと思われるが、案の定女性は、

「あの辺は山で坂が多い。自転車もそんなに得意ではないので2回ほど転び、雨も降ってきて泣きそう」

と泣き面に蜂だ。

それでも諦めず、なんとかレンタサイクルの返却場所に辿り着き、そこからタクシーで帰ったそうだ。「最初からそうしておけば」と後悔を綴った。

いくら日本でも、若い女性が深夜に馴染みのない土地に放り出されて、というのは危険だ。寝過ごさないよう、お酒はほどほどに。

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東海道線で寝過ごし、起きたら小田原にいた女性 「屋内駐車場の階段で夜を明かしました」