エンゼルスの大谷翔平は現地６月９日（日本時間１０日）、本拠地で行われたマリナーズ戦に「２番・投手兼ＤＨ」で先発出場。初回に２失点を喫したが、２点ビハインドの３回に特大の同点弾を放った。
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大谷は初回、マリナーズの先頭打者Ｊ．Ｐ．クロフォードに死球で出塁を許すと、２死一塁の場面で４番のケリニックの２ランホームランを献上。マリナーズに先制点を許した。
２点ビハインドの３回２死一塁の場面、２打席目を迎えた大谷は相手先発のルイス・カスティーヨのチェンジアップを完璧に捉え、同点の２ランホームランを放った。メジャーリーグで生まれたありとあらゆるホームランのデータを集計している『Ｗｏｕｌｄ ｉｔ ｄｏｎｇ』の公式Ｔｗｉｔｔｅｒによると、大谷が放ったアーチは打球速度１１２．９マイル（約１８１．６キロ）、打球角度は３０度、飛距離４４０フィート（約１３４メートル）を計測。このアーチで今季１７号となり、ア・リーグトップのジャッジと２本差で２位タイとなった。
リアル二刀流の活躍には現地メディアからも賛辞の声が上がっている。米スポーツ専門局『ＦＯＸ Ｓｐｏｒｔｓ』の公式Ｔｗｉｔｔｅｒは「先発投手のショウヘイ・オオタニがセンター深くに４４０フィート（約１３４メートル）の２ランホームランを放ち、同点に追いついた！」とツイート。また、“ピッチング・ニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のＴｗｉｔｔｅｒで「ショウヘイ・オオタニは最も打撃が上手い投手だ」とコメントし、特大のアーチを称えた。
大谷はこの一発を含めて３安打を放ち、猛打賞を記録。第１打席は三塁への内野安打、５回の第３打席は左翼への二塁打と、サイクルヒットに王手をかけていたが、７回の第４打席は一ゴロに終わり、惜しくも快挙は逃した。とはいえ、チームは５－４で勝利（大谷は勝ち負け付かず）し、連勝を５に伸ばしている。念願のプレーオフ進出に向け、このまま調子を上げていきたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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