クルマで制限速度をオ-バーして捕まると、警察に反則金を払う必要がありますが、フィンランドで実業家が払った高額なスピード違反金が話題になっています。その金額は12万ユーロ、日本円だと1800万円くらいになります。

運転免許10日間停止も

クルマで制限速度をオ-バーして捕まると、警察に反則金を払う必要がありますが、フィンランドで実業家が払った高額なスピード違反金が話題になっています。

物流、ヘリコプターサービス、不動産、貿易、観光事業などを行う会社の会長であるアンデルス・ヴィクロフ氏は、2023年6月2日に起こしたスピード違反により、運転免許証の10日間停止措置と、12万1000ユーロ(約1800万円)の罰金を課せられました。

地元紙によると、ヴィクロフ氏は50km/h以下で走らなければならない道を85km/hで走っていたとのこと。日本の場合35km/hオーバーでも、このような高額な罰金が請求されることはありません。

ここまで高額な反則切符が切られるのは、フィンランドの交通違反に関する罰金制度に関係があります。実はスピードのなど交通違反で罰金が発生する場合、違反者の所得に応じた料金が課されているのです。

フィンランドでスピード違反をすると、1日の可処分所得の半分が罰金として請求されます。つまり、その人が1日働いた給金の平均から税金などを抜いた額を支払います。そのことをふまえると、ヴィクロフ氏は1日で3600万円以上稼ぐと見られているようです。

ちなみに、2001年10月、フィンランドの有名企業であるノキアで当時社長だったアンシ・ヴァンヨキ氏がスピード違反で捕まった際、11万6000ユーロ(約1700万円)の請求を受けたことがあり、当時は記録的な罰金額と報じられました。物価の関係などもあり、単純な計算はできませんが、ヴィクロフ氏の罰金額はこの額を上回ります。

なお、ヴィクロフ氏はこの件に関して「本当に後悔している」と地元紙に明かしたそうです。しかし、過去にもヴィクロフ氏はスピード違反をしているようで、 5年前の2018年には6万3000ユーロ(約940万円)、9万5000ユーロ(約1400万円)と計2回の罰金を受けています。

スピード違反を取り締まるフィンランドの警官(画像:ヘルシンキ警察)。