
バーガーキングがまたしてもマクドナルドに対抗心を燃やしたようだ。しかも今最も旬の AIチャットサービス 「ChatGPT」を使った広告だ。
ブラジルのマクドナルドは、ChatGPTに「世界で最も象徴的なバーガーは?」との質問したところ「ビッグマックです」との答えが返ってきた。そのテキストを広告に採用したのだ。
するとバーガーキングも負けじとChatGPTに「ではどっちのハンバーガーが大きいのか?」と質問。すると「バーガーキングのワッパーです」との答えが返ってきた。
そしてすぐさまマクドナルドと同じように広告を作ったのだ。
【画像】 AIが回答「世界で最も象徴的なハンバーガーはビッグマック」
ブラジルのマクドナルドは 大規模な自然言語処理モデルとして訓練され自然の会話ができる人気の AIチャットサービス ChatGPT に対し「世界で最も象徴的なハンバーガーは?」と問いかけた。
すると ChatGPTはその問いに対し「ビッグマック」と答えた。
・合わせて読みたい→バーガーキングが暴露。実はマクドナルドを1年中いじりたおしていた件(イギリス)
そこでマクドナルドは「あのAIに認められたバーガー」とばかりにビッグマックを全面アピールする広告を制作した。
さらにChatGPTは、ビックマックをほめちぎり、その歴史やトリビアなども回答してくれた。
これに気を良くしたマクドナルドは広告制作に至ったわけだが、よくみるとキャッチフレーズの「i’m lovin’ it」が「A.I'm lovin' it」になってるぐらいの凝りっぷりだ。
「AI公認のビッグマック」アピールはポスターとしても張り出された。その内容はこのようになっている。

世界で最も象徴的なハンバーガーとは?
世界中に象徴的なハンバーガーは多数ありますが、最も世界的に認知されているハンバーガーは、マクドナルドの「ビッグマック」ではないでしょうか。
1967年に発売が始まったビッグマックは、ファーストフードやマクドナルドの代名詞になっています。ビーフパティ2枚、レタス、チーズ、ピクルス、オニオン、そして特製ソースが、3分割されたゴマ付きバンズに挟まれているハンバーガーです。
またビッグマックにはその象徴的な存在ゆえに、ビッグマック指数という独自の指標も存在します。それは非公式ながらも通貨が異なる国々の経済力を測る指標の一つになっています。(ChatGPTの回答より)
バーガーキングがすぐさま対抗「どっちのハンバーガーが大きい?」
そこで黙ってられなかったのがバーガー界の自称「キング」だ。
ブラジルのバーガーキングはChatGPTに「マクドナルドとバーガーキング、どちらのハンバーガーが大きい?」と質問した。するとGPTは「バーガーキングのワッパーが一番大きい」と答えたのだ。。
大きさではバーガーキングに軍配があがったようで、なんとそのわずか数日後、地元の代理店DAVIDに依頼し、マクドナルドのポスターと激似の広告を作りあげた。

で、大きいのはどっち?
大きさも具の量も、バーガーキングの "ワッパー " が一番大きいです。
ボリューム満点のワッパーは、直火で焼く100%ビーフにゴマ付きバンズ、チーズ、トマト、ピクルス、オニオン、マヨネーズ、ケチャップでできています。
しっかりと食べ応えあるバーガーとして、食事に充実を求める方の選択肢の一つになるといえます。
ただし国や地域によって具材のサイズや量が異なる場合があります。(ChatGPTの回答より)
さらにはこのポスター広告をマックのポスターの隣に設置したという。

タイミングを逃さなかったチームの敏捷性と創造性のたまもの
マックの目新しい広告にすかさず便乗。もう世間への立ち位置も計算済みというか、ユーモアを忘れずタイミングも逃さないリアクションは、バーガーキングの各チームの「敏捷性と創造性」のたまものといえるだろう。
この徹底ぶりに当のマクドナルドはどう思ってるのか気になるけれど、これまでのバーガーキングのマックいじりに比べたらマイルドなほうかもしれない。
まああれだ前のバーガーキングによるマクドナルド50周年記念いじりのときにバーガーキング・ドイツのマーケティングの人が言ってたみたいにこれも愛情の裏返しと受け止めて、引き続きネタ的に楽しんでいこうそうしよう。
References:designtaxi / designtaxiなど /written by D/ edited by parumo

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