声優の三石琴乃(エターナルセーラームーン月野うさぎ)、林原めぐみ(セーラギャラクシア)が6月10日、都内で行われた劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」の前編公開記念舞台あいさつに出席。アフレコ現場の雰囲気について話した。舞台あいさつには、水樹奈々(セーラー火球/火球皇女)、早見沙織(セーラースターメイカー大気光)、佐倉綾音(セーラースターヒーラー夜天光)、高橋知也監督も登壇。司会は、フリーアナウンサーの森遥香が務めた。

【写真】トーク中にじゃれ合う三石琴乃と水樹奈々

誕生から30周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」。30周年記念プロジェクトの一環として、シリーズ最新作で最終章となる同作品が制作された。後編は6月30日(金)より公開。

■上映できたことに喜び

前編が公開した感想を求められた三石は「前編を収録したのは2年前です。コロナがあって大変でしたが、こうして客席にお客さんがいて、映画が上映できていることに安心しています」と胸をなでおろした。

最大の敵・セーラギャラクシアを演じた林原は、同作品に参加したことについて「セーラームーンは、見てきた世代がたくさんいることは重々わかっています。私自身、一度劇場で関わらせてもらっているので、セーラームーンってワードで思い出す景色が十人十色のように、私の中にも景色があります。30年近くみなさんを支えてきた作品の最後のセーラー戦士として戦うにあたり、存分に楽しませていただきました」と述べた。

■アフレコ現場では役の空気感で

続けて、三石と共演したアフレコ現場の様子を聞かれると「何でもないところで会えば普通に話すけど、役が背負っているものがそれぞれあるので、役の空気感を持ってスタジオにいた気がします」と回顧。収録中については「最初『久しぶり』ってあいさつはしましたが、収録となったらほぼ口を利かなかったですね。当然、終わった後は琴ちゃんがスタッフさんを紹介してくれたり『好きなおもちゃ持っていって』と言ってくれたりして、和んだ時間はありましたけど、スタジオでは『この二人まじで仲悪いんじゃないか』ってくらいでしたね(笑)」と言い、笑わせた。

最後に、締めの言葉でマイクを握った三石は「参加できて本当にうれしく思っています。ワンシーンワンシーン想いを込めてやっていたので寂しさもあるけど、ものすごい充実感もありました。とてもすてきな時間をを過ごせてありがたいなと思っております」と笑顔を見せ、「『美少女戦士セーラームーンCosmos』後編まで応援してくれないと、月にかわって おしおきよ!」と決めせりふで締めくくった。

※高橋知也監督の高の正式表記は「はしごだか」

◆取材・文=大野代樹

劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」の前編公開記念舞台あいさつに登壇した林原めぐみ、三石琴乃/撮影:大野代樹