明治安田生命J1リーグ第17節が10日に行われ、横浜F・マリノス柏レイソルに4-3で勝利した。試合後、後半アディショナルタイム7分に決勝ゴールを決めた宮市亮フラッシュインタビューに登場。ケガによる長期離脱を乗り越えてチームの勝利に貢献できた喜びを口にした。

 昨年7月27日に日本代表として出場した「EAFF E-1 サッカー選手権」の韓国戦で右ひざ前十字じん帯断裂の大ケガを負った宮市は、先月24日の「JリーグYBCルヴァンカップ」グループステージ第5節の北海道コンサドーレ札幌戦で312日ぶりに横浜FMでの公式戦出場を果たしていた。

 宮市は79分にピッチに入ると、3-3で迎えた後半アディショナルタイム7分にマルコス・ジュニオールの折り返しをボックス内で収め、思いきって右足を一閃。シュートは相手DFに当たってコースが変わるもゴールへと吸い込まれ、宮市の復帰後初ゴールが劇的な決勝ゴールとなった。

 宮市は自身のゴールを振り返り、「気持ちで、ボールが、最後に魂が乗ってくれて、ゴールに入ってくれました。本当によかったです」とコメント。また、復帰後初ゴールとなったことに関しては、「こういう景色を待っていたので、本当に、皆さんと勝ちを分ち合えて本当に良かったです」と感極まりながら話した。

 両チーム合わせて7点が入った激戦を勝ち切ったことに関しては、「チームの総合力を、最後の最後まで見せられたと思いますし、本当に、諦めなければ何か変わるんだっていうものを少しでもみなさんに感じ取ってもらえれば本当に嬉しいです」と語り、アディショナルタイムに2点を奪った展開を振り返りつつ、最後に「皆さんの声が最後にゴールを決めさせてくれました」と、サポーターへの感謝を述べた。

 次節は24日に行われ、横浜FMは敵地でサンフレッチェ広島と対戦する。

復帰後初ゴールが劇的決勝ゴールとなった宮市亮 [写真]=兼子愼一郎