（ imtmphoto／iStock／Thinkstock）どんなに完璧だと思われる人でさえ、ときには失敗することもあるだろう。そして失敗をすれば、責められることが多いもの。そんな世の中に対して、批判的な意見を持つ人も多いようだ。
■約9割「失敗に寛容であるべき」
Sirabee編集部が全国の10代～60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で84.9%が「世の中はもっと失敗に寛容であるべきだと思う」と回答した。
男女別で見ると、男性が82.8%、女性が87.0%となっていた。
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■先輩に細かいミスまで指摘され
会社の先輩に細かいミスを指摘されている20代女性は、「もちろんミスした私が悪いのは事実ですが、周囲に大きな迷惑をかけるような失敗でないのなら許してくれてもいいのにと思う自分もいます。先輩は完璧主義なタイプなので、人のミスも許せないのでしょうけれど…」と愚痴を漏らす。
先輩を反面教師にしているそうで、「私は後輩の失敗に対して、細かいことは言わないようにしています。もちろん大きなミスをしたときには注意する必要がありますが、次につながるような言い方をするようにしているんです。あれこれと指摘されるのは、誰だって嫌だと思うので…」と続けた。
■指摘する人は必要
失敗には指摘が必要だと考える30代男性は、「失敗が成長につながると思うので、すべてを否定するような言い方はやめたほうがいいと思います。ただ失敗したときには誰かが指摘しないと、なんの気付きもないと思うんです。相手のことを本当に思うなら、適切なアドバイスをするべきだと考えています」と語る。
ただ言葉選びは難しいと考えているようで、「失敗して放置されるのは、優しさには感じません。自分自身も、フィードバックをくれる人には感謝しています。ただ相手のことを思って言った言葉が、傷つけてしまう場合もあるのが難しいところですが…」とも話していた。
■若い子が消極的なのは…
失敗に寛容な世の中を望む人からは、「自分がミス多い分、他人の失敗にも寛容でありたい。そして、短所よりも長所を見つけたい」や「もうちょっとなんというか、失敗に対して寛容になってほしいんだよね。次に失敗するのは自分かもしれないって、想像するのは難しくない」とのツイートが。
また失敗を許さない大人が増えたと考える人は、「今若い子が消極的なのって失敗を許さない大人が多いからだと思う。皆ミスしてカバーしてもらって成長してきたはずなのに、今の上司達はなぜそれを若い子にしてあげられないのか謎すぎる」と投稿していた。
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【調査概要】
方法：インターネットリサーチ
2023年4月25日～2022年4月26日
調査対象：全国10代～60代の男女1,000名
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