King & Prince・高橋海人とSixTONES・森本慎太郎が主演を務めるドラマ「だが、情熱はある」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系)の第10話が、6月11日に放送される。同作は、オードリー若林正恭南海キャンディーズ山里亮太の二人の半生を描く、実話を基にした青春サバイバルストーリー。若林役を高橋が、山里役を森本が演じる。

【写真】切りそろえられたテクノカットが美しい戸塚純貴“春日”

若林正恭山里亮太に関わる登場人物を演じるのは…

若林の相方・春日俊彰を演じるのは、かねてからオードリーのラジオリスナー“リトルトゥース”である戸塚純貴。さらに、山里の相方・山崎静代を、若手実力派女優として多くの作品に出演する富田望生が演じる。

また、若林と山里を結びつけるきっかけとなるテレビプロデューサーを薬師丸ひろ子が演じる他、若林家の父役を光石研、母役を池津祥子、姉役を箭内夢菜、祖母役を白石加代子が務める。ほか、山里家の父を三宅弘城、母をヒコロヒー、兄をトンツカタン・森本晋太郎が演じ、個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。

■「だが、情熱はある」第10話あらすじ

第10話は――

2009年、前年のM-1グランプリで準優勝を果たしたオードリー・若林と春日は、すっかり有名人の仲間入り。毎日のようにテレビ局で芸能人に会い、楽屋に行けば弁当が何種類も用意されている。現場から現場へ大忙しで、移動中もネタ合わせをする。

「俺ら漫才師じゃん」と悦に入る若林は、売れたことで家族への後ろめたい気持ちもなくなり、苦手だった父・徳義との会話も楽しめるようになってきた。しかし、だんだんと世間の注目が春日のキャラに集中していき、若林は不安を抱き始める。

仕事はもっぱら春日の住むアパート「むつみ荘」のロケばかりになり、春日の節約生活をいじる企画の繰り返し。このままじゃすぐに飽きられてしまいそうなのに、スタッフもファンも春日にしか興味がなく、若林は蚊帳の外。仕事が増えたら幸せになれると思っていたのに、ちっとも楽しくない。

もどかしい思いを募らせる若林は、顔見知りのプロデューサー・島(薬師丸)から居酒屋に呼ばれる。

■若林と山里に島が運命の一言「やるよ、二人の番組」

オードリーが躍進を遂げる裏で、南海キャンディーズ・山里は相変わらず広がり続けるしずちゃんとの格差に卑屈になっていた。

しずちゃんにはドラマやCMのオファーが舞い込むのに、自分に来る仕事は朝の情報番組「スッキリ」のクイズコーナーの進行役で、声だけの出演だ。

マネジャー・高山(坂井真紀)に「自分に向いてる仕事をやればいい」と言われて始めてみたものの、クイズの中で旬の芸人やしずちゃんの活躍を紹介することを悔しく感じる。

どうしようもない憤りを抱える山里も、島に呼ばれる。

かくして居酒屋にやって来た若林と山里。初めて顔を合わせる二人は、面白くないやつだと思われたくない、と勝手な被害妄想を膨らませて目を合わせようともしない。

才能はあるのに、何かが足りてない二人。そんな若林と山里に島が運命の一言を告げる。「やるよ、二人の番組」。

――という物語が描かれる。

■予告動画に反響続々「トラの被り物エピソードも出てくるなんて!」

公式ホームページなどで見ることができる予告動画には、それぞれの仕事を一つひとつ頑張りながらも、もやもやとした気持ちを抱える若林と山里の姿が。

山里は、「スッキリ」で“天の声”としてコーナーを進行。「お~はようございまぁ~す!」「ではここで、クイズッス!」というハイテンションな語り口調に対して、貧乏ゆすりをして画面に出てくるタレントや芸人をにらみつけている。

一方、若林は「オードリーのオールナイトニッポン」の生放送に挑んだり、キュートなトラの被り物を頭にかぶって撮影をしたり、「むつみ荘」で春日が主役のロケをしたりと、さまざまな仕事をこなす。しかし、春日に注目が集まるにつれて不満が募っていき、自分の太ももをたたいて静かに憤りを表す。

そんな二人の映像が流れる中、「もがく者ともがく者が、戦う者と戦う者が、ついに出会う」というナレーションが流れる。テレビ局の廊下ですれ違った若林と山里は、どことなく気まずそうな顔で互いに会釈をする。

その後、島に呼ばれて居酒屋で初めて顔を合わせた二人は、島に「似てる。二人とも、何か足りてない」と笑われると、声をそろえて「似てますか!?」と答える。

また、動画の最後には、「たりないふたり」としてステージに立つ若林と山里の姿が映し出されている。

予告動画を見た視聴者からは、「天の声って貧乏ゆすりしながらやってたんだ(笑)。めっちゃ面白い」「トラの被り物エピソードも出てくるなんて!(笑)」「ANNのタイトルコール、ぞっとするほど似てますね」「ついに若林君と山ちゃんが対面!」「まだ放送あるのにロスが心の奥にある…」などのコメントが寄せられている。

※高橋海人の高は正しくは「はしご高」

「だが、情熱はある」第10話より/(C)日テレ