【明治安田生命J1リーグ第17節】
2023年6月11日(日)
14:00キックオフ
アルビレックス新潟(3位/17pt) vs 京都サンガF.C.(14位/13pt)
[デンカビッグスワンスタジアム]

◆ラストマッチで見せつけろ【アルビレックス新潟】

前節はアウェイでの湘南ベルマーレ戦。一度は逆転するも、終盤に追いつかれて引き分けに終わった。

これで3戦未勝利。連敗は止めたが、チームとしてまたしても勝負所での脆さを露呈してしまう形となった。

混戦模様の今シーズンにおいて、勝利の大きさはいつも以上にある。負けを引き分け、引き分けを勝ちにできるのか、またはその逆なのかは、非常にチームの行方を左右することとなる。その中で、6年ぶりのJ1復帰を牽引してきた伊藤涼太郎がこの試合を最後にベルギーのシント＝トロイデンへと渡る。

昨シーズンは9得点11アシストでJ2優勝とJ1昇格に貢献した伊藤は、J1の舞台でも開幕から7得点4アシスト。2・3月度の月間MVPを受賞する活躍を見せた。

チームの軸として活躍した中で、良い形で送り出したいところ。伊藤としても、ラストマッチでしっかりとその存在感を見せ、チームの勝利に貢献したいところだろう。

戦いの行方は、ポゼッションとハイプレスのぶつかり合いになるはず。互いのスタイルを出す者同士のぶつかり合い、伊藤が輝きを見せ、新潟に置き土産となるだろうか。

★予想スタメン[4-2-3-1]
GK:小島亨介
DF:新井直人、舞行龍ジェームズ、千葉和彦、渡邊泰基
MF:高宇洋、秋山裕紀
MF:ダニーロ・ゴメス、伊藤涼太郎、小見洋太
FW:谷口海斗
監督:松橋力蔵
U-22日本代表活動参加：三戸舜介

◆泥沼6連敗、らしさを取り戻せるか【京都サンガF.C.】

前節はサンフレッチェ広島との一戦となったが、アウェイで3-1で惨敗に終わった。

これでリーグ戦6連敗。8戦未勝利と泥沼に入ってしまった。さらに、ミッドウィークの天皇杯ではJ3のカターレ富山と対戦し、延長、PK戦までもつれ込んだ末の敗退。チームとして流れを断ち切ることができなかった。

主軸選手も出場してしまい、当初のプランは大崩れしたことは間違いない。そして、良い結果を引き出すこともできなかったチームにとって、大きな損失にもなったはずだ。

ハイプレスを志向する中で、チームとしての脆さが今シーズンは露呈。プレスがかからない時の対応、回避された時の対応、特に守備陣が局面で強さを出せていない。

悪い流れを引きずり、思い切りの良さ、瞬間的な判断も少し鈍りを見せている。断ち切るには勝利しかないが、新潟とはシックスポインター、次節は最下位の横浜FC戦と大事な試合が続く。改めて、京都らしさを取り戻したい。

★予想スタメン[4-3-3]
GK:太田岳志
DF:白井康介、井上黎生人、麻田将吾、佐藤響
MF:福岡慎平、川崎颯太、平戸太貴
FW:豊川雄太、パトリック、木村勇大
監督:曺貴裁
出場停止:谷内田哲平