モデルで女優の鶴嶋乃愛が、NTTドコモの新たな映像配信サービス「Lemino」(レミノ)にて6月13日(火)より配信されるドラマ『放課後ていぼう日誌』に出演する。原作は「月刊ヤングチャンピオン烈」で連載された小坂泰之による同名漫画で、アニメ化もされた人気作品。4人組の女子高生たちが漁港の堤防でゆるい釣りをするという、「ていぼう部」の日常が描かれる。
【写真】まるでお姫様…ピンクのワンピースを身にまとった鶴嶋乃愛
モデルや役者だけでなく、ブランドプロデュースやインフルエンサーとしての活動も行う鶴嶋は、ていぼう部の部長・黒岩悠希役として出演。本記事では鶴嶋に取材を行ない、本作の魅力や表現への想いを語ってもらった。
■役者として「鶴嶋乃愛だけができる表現」を届けたい
――今回演じた“黒岩悠希役”に対して、どのような解釈で役作りに臨みましたか?
主人公の陽渚ちゃんは成長するにつれてっていう感じではあるんですけど、「釣りが好き」「魚が好き」というものがみんな軸にあると思うので、まずは演じていくなかで魚を釣ったり食べたりすることに対して愛を持って演じていきたいなっていう思いがありました。
黒岩部長は普段は適当でなんでもかんでも面倒くさがるキャラクターではあるんですけど、すごく知識もあるキャラクターですし、釣りや魚にすごく愛のあるキャラクターなので、そこは見失わずに演じていきたいなっていうのはずっと思っていましたね。
また釣り道具を使いながら長い説明ゼリフを言ったりもしたんですが、監督から「説明ゼリフのときだけは真剣な感じでやってほしい」と言っていただいたので、普段だらしない部長と“やるときはやるんだよ”っていうギャップをしっかり見せられたらいいなと思って演じておりました。
――黒岩部長の“だらしない”という部分は鶴嶋さんのイメージとかけ離れていると思うのですが、その部分を演じるにあたって苦労はあったりしましたか?
原作がある分ヒントが多くて、すごく演じやすかったのはありますね。やっぱり原作がある作品なので、そこに寄せられたらいいなと思いながら演じさせていただきました。
あと普段の私とは本当に全く真逆のキャラクターで「逆にやればいい」っていうだけなので、むしろやりやすかったなとは思います。
――現在若手女優として注目されている鶴嶋さんですが、ご自身では“役者として求められるもの”をどのように捉えていますか?
自分自身では、鶴嶋乃愛をオファーしていただいた意味が絶対にあると思っているので、今回の作品でしたら「鶴嶋乃愛だけが演じられる黒岩悠希というキャラクターって何だろう?」というのを自分なりに考えて、“鶴嶋乃愛だけができる表現をお届けできたらいいな”っていうのは常々思っています。
もちろん監督のご意見を聞きながらではあるんですが、そこを反映しつつ、私だけが演じられる黒岩悠希を演じていきたいなっていう信念がありますね。
■今後は「余命がある役」で精一杯生きる美しさや命の尊さを表現してみたい
――マルチに活動するなかで、「今後こうなりたい」という目標や夢はありますか?
たくさんあるんですけど、表現はずっと続けていきたいと思っていて。女優業もそうですし、モデル業でもプロデュース業でも、一貫して言えるのは「表現すること」なので、私のファンの方々も鶴嶋乃愛自身の表現を楽しみにしてくださっている方がすごく多いので、私だけが届けられるものをこれからもずっと表現していきたいなとは思っています。
「これからどうなっていきたい」というところに関しては、何でもできるようになりたいので、いつか自分が書いた物語を自分が主演でやりたいなという思いもあります。
――今後演じてみたい役はありますか?
余命がある役をやってみたいですね。何事に関しても「限りがあるからこそ美しい」っていうものに私自身がすごく惹かれるので、限りあるなかで精一杯生きる美しさや命の尊さを表現できるような作品に出てみたいなとはずっと思っています。
――この記事を読んでいる読者の方や、鶴嶋さんのファンの方にメッセージをお願いします。
まだまだお芝居の方は1つ1つゆっくりと階段を上っている最中ではありますが、いつも応援してくださっているファンの皆様に、良いお知らせを届け続けられるような人でありたいと思って毎日精進して参りますので、これからもどうぞ応援よろしくお願いします。
■『放課後ていぼう日誌』ストーリー
都会から引っ越してきた高校1年生の鶴木陽渚(莉子)は生き物全般が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩悠希(鶴嶋乃愛)と出会ったことをきっかけに半ば無理やり謎の「ていぼう部」に入部させられ釣りをはじめることに。
最初は釣った魚を触ることもできなかった陽渚だが、天真爛漫な野生児・帆高夏海(池間夏海)、無口だが魚の知識は抜群の大野真(菊池日菜子)からなる個性豊かな部員たち、釣りを通して出会う人々の中で次第に釣りの楽しさと奥深さに気づいていく。「釣ったら食べる」がモットーの「ていぼう部」で女子高生4人組の釣りライフがはじまる。
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