現在は日本テレビ社員で、過去には松坂大輔甲子園で投げ合った経験のある上重聡アナウンサーが、「トクサンTV」に登場。キレのあるピッチングを披露し、反響を呼んでいる。

参考:【写真】キレキレのスライダーを操る上重アナVSトクサンの対決

 まず「トクサンTV」について触れておこう。今やYouTubeで「野球」と検索すれば、有名元プロ野球選手やNPB公式チャンネルなど、多種多様な動画が投稿されている。そんな競合ひしめく野球系YouTubeのなかで、ひときわ注目を集めるのが「トクサンTV」だ。チャンネル登録者数は74万人を突破している(2023年6月11日時点)。トクサンは「帝京高校」にて甲子園出場を経験。野球が好きだったら、動画を目にしたことがある人も多くいるだろう。

 一方、上重アナは大阪にある野球の名門校「PL学園」で3度甲子園出場を経験。1998年夏の甲子園準々決勝で、松坂擁する神奈川横浜高校と死闘を演じたことは有名だろう。進学した立教大学時代には、東京六大学リーグ史上2人目の完全試合を達成している。その後、プロへの道は断念し、2003年に日本テレビに入社。現在に至る。

 今回、上重アナは念願の「トクサンTV」出演だという。6月8日公開の「【元PL学園日テレアナの上重聡...久々にガチで投げる。スライダーがエグい。」と題した動画で、「甥っ子が野球をやっているんですけど『おじさん、スゴいね』と。初めて『サインをもらってきてくれ』と言われたんです。今まで言われたことがないのに」と笑顔を見せた。

 そんな動画は前・後編にわたって公開。翌6月9日にアップされた「日テレ上重アナが語る…PLの真実。横浜戦の前日に夜中まで猛練習。」と題した動画では、上重アナ(ピッチャー)とトクサン(バッター)のガチンコ対決の模様が届けられた。真剣な対戦が行われた後、「やっぱり野球って良いですね!」と清々しい表情で話す2人。

 コメント欄では「アナウンサーの時は同級生もさん付けなんだけど、今日は話の流れで大輔、後藤とか出てしまってるのが、やっぱり高校球児の上重だったんだなって感じで新鮮だった。」と普段と異なる一面に視聴者も興奮気味だった。

 甲子園の激闘から25年が経ったが、マウンドに立つと、相変わらずの鋭い投球を披露した上重アナ。その姿は端的に言って「絵になるピッチャー」だ。

 現在でも松坂とは頻繁に会っているという。これだけ投げられる姿を見せられると、「松坂大輔 official YouTube」に登場、そして松坂との再戦も期待してしまうのも無理はない……。

(文=中山洋平)

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