杉野遥亮が主演を務める7月12日スタートのドラマ『ばらかもん』(フジテレビ系/毎週水曜22時)の追加キャストとして、田中泯、荒木飛羽、中尾明慶遠藤憲一の出演が発表された。

【写真】田中泯、遠藤憲一が物語の重要人物に! 『ばらかもん』追加キャスト陣

 ヨシノサツキの同名漫画を実写化する本作は、書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの青年書道家が、長崎県五島列島で出会った島民たちとの交流を通じ、書道家として、そして人間としても成長していくハートフル“島”コメディー。『ばらかもん』とは、五島列島の方言で“元気者”を意味する。

 田中泯が演じるのは、厳格な書道界の実力者で美術館の館長・八神龍之介。書展の審査員を務めるほか、清舟の父とも親交があるなど、書道界に大きな影響力を持っている。また、清舟が五島列島へ行くことになる、ある出来事に関係する人物でもある。

 田中のフジテレビのドラマ出演は木曜劇場『モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―』(2018年)以来約5年ぶりとなり、主演の杉野とは今回が初共演。本作出演にあたり「いつも小学一年生のような気持ちで役を演じさせてもらっています。なので演技をする前に何かを発言したくない気持ちが正直ありますが、本作もまた懸命に臨むのみです!」とコメントした。

 荒木飛羽が演じるのは、清舟に憧れて書道家になった天才少年の神崎康介。書道界の新星で、清舟が書く美しい字に感銘を受けて本格的に書の道へ。自分本位なところもあるが、悪気はないのでどこか憎めない。

 荒木は「原作ファンの方にも、ドラマでこの作品を知ってくださる方にも、皆様に愛されるような神崎康介になりたいと思っています! 原作でのキャラクターも意識しながら僕が思う神崎を交えて、僕なりに一生懸命演じますので、楽しみにしていてください」とメッセージを寄せた。

 中尾明慶が演じるのは、友達の力を信じて支える画商の川藤鷹生。父親が社長を務める「川藤美術芸術舎」でスケジュール調整や仕事の仲介など、マネジャーとして活躍している。清舟とは中学からの付き合いである。

 中尾はフジテレビのドラマ出演は『PICU 小児集中治療室』(2022年)以来約1年ぶり。本作出演について「人と人とのつながりが描かれている『ばらかもん』はとても魅力的で、その魅力を存分にお届けできるよう、全力でお芝居頑張ります」とコメントした。

 遠藤憲一が演じるのは、清舟の父親で高名な書道家の半田清明。清舟によく似て優しくも不器用であり、無口で無愛想。感情は表に出さず、書で表現する。人を圧倒するオーラの持ち主で、清舟いわく“完璧人間”。清舟が書道を始めるきっかけとなった人物でもある。

 遠藤は主演の杉野とは、『バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~』(2021年/テレビ東京)以来、約2年ぶりの共演を果たす。本作について「今はあまりない内容のドラマだと思います。漫画やアニメでは良いけれど、実写にすることは勇気がいります。子供たちも多いし、遠方ロケもありますから。だからこそ、ある意味なかなか見ることができない美しい風景が見どころになると思うので、コロナ禍の折には味わうことが出来なかった感動をお伝えできればうれしいです」としている。

 ドラマ『ばらかもん』は、フジテレビ系にて7月12日より毎週水曜22時放送(初回15分拡大)。

ドラマ『ばらかもん』に出演する(上段左から)田中泯、荒木飛羽、(下段左から)中尾明慶、遠藤憲一