先月22日、豪スーパーのセルフレジにおける節約方法を紹介した動画がTikTokに投稿され、話題を呼んでいる。そのレジではバナナを購入する際に重さを量るが、投稿者はバナナの皮をむいて重量を軽くし、支払い金額を減らしていたのだ。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

話題の動画は、オーストラリアを拠点に活動するインフルエンサーのメイソンさん(Mason)とマイさん(Mai)の共同アカウントに投稿されたものだ。スーパーで買い物をしているメイソンさんの姿をマイさんが撮影しており、メイソンさんはバナナを手にすると、会計前にもかかわらずその場でバナナの皮をむき始めた。そして手にしていたビニール袋の中に皮をむいたバナナを入れ、セルフレジに向かった。

オーストラリアのスーパーのセルフレジでは、野菜や果物などの生鮮食品は台の上に置いて計量し、購入する重さによって支払う金額が決まることが多い。つまり商品が軽いほど金額が安くなる仕組みだ。これに目をつけたメイソンさんは、バナナの皮をむくことで少しでも軽くし、支払う金額を節約しようとしたのだ。

動画には「倹約家の彼氏がバナナを買うときの節約術」という言葉が添えられているが、キャプションには「私まで恥ずかしいよ」と書かれており、メイソンさんの行き過ぎた節約術にマイさんも恥ずかしさを覚えたようだ。

この投稿は、今月12日時点で83万回超の再生回数を記録しており、コメント欄には「これは倹約家ではなくただのケチ」「ほんのわずかな節約にしかならないよ」「これって合法なの?」「この人はそのうち骨付き肉の骨も取り出すよ」など呆れ返るコメントが多数届いた。また「この彼氏とは今すぐ別れた方がいい」「こんな人と結婚したら大変だよ」といった声があがる一方で、「彼と結婚するべきだね」と節約家のメイソンさんに賛同する声も見受けられた。

オーストラリアでは食品の価格が高騰しており、昨年には重量を軽くするためにブロッコリーの茎を折り、食べられる部分だけを購入する行動が多くの人に見られた。当時、あるスーパーでは「ブロッコリーの茎を折ってから購入する行動は、窃盗とみなされます。ブロッコリーを購入する際には、全てレジで確認させていただきます」という張り紙を掲示する事態になっていた。

ちなみに昨年3月には、イギリスで燃料価格が高騰している中、ガソリン代わりに食用油を車に補充する男性の姿を捉えた動画がネット上で公開され、話題を呼んでいた。

画像は『Mason & Mai | savingforboba 2023年5月22日付TikTok「the secondhand embarrassment tho」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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