チェルシーの元イングランド代表MFルベン・ロフタス=チーク(27)の獲得を断念したミランは同じチェルシーU-20イングランド代表MFカーニー・チュクエメカ(19)にターゲットを切り替えたようだ。イタリアカルチョメルカート』が報じている。

日本代表MF鎌田大地(26)やロフタス=チークの獲得を目指していると言われていたミラン。ところが、パオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)とフレデリックマッサーラSD(スポーツディレクター)の退任が決まり、方針を転換。チェルシーの要求額が高いこともあり、ロフタス=チークの獲得から手を引いたと報じられていた。

そして、ミランは昨夏にも照準を定めていたチュクエメカの獲得を検討している模様。チュクエメカは1年前にアストン・ビラからチェルシーへと移籍した若手有望株であり、今季はチェルシーのトップチームで公式戦15試合に出場。チェルシーへ移った際の移籍金は1800万ユーロ(約27億円)だったというが、マルディーニ氏とマッサーラ氏がこれを高すぎると判断していたようだ。

奇遇にも、今回のロフタス=チークの移籍金も1800 万ユーロほどになるはずだった。マルディーニ氏とマッサーラ氏が去ったミランは、27歳のロフタス=チークに1800万ユーロを払うより、19歳のチュクエメカに1800万ユーロを払った方が良いという考えに至ったようだ。

一方、チェルシーは才能ある若者を簡単には手放したくないため、買取オプション付きのレンタルでの放出を検討しているとのこと。しかし、ミランスペイン代表MFブラヒム・ディアス(23)がレアル・マドリーレンタルバックしてしまった経緯も踏まえ、これを避けたいと考えているようだ。

また、ミランは鎌田の獲得を引き続き目指していく模様。鎌田の代理人が事務的な問題を抱えているため、交渉が滞っている節もあるようだが、今月末には事態に決着がつく見込みだという。