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「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」のYouTubeチャンネルより

YouTuberのシバター(37)が6月12日にアップしたYouTubeの動画で、いわゆる“ペロペロ少年”に対して自身の見解を明かした。

“ペロペロ少年”とは回転寿司チェーン「スシロー」で醤油ボトルや未使用の湯呑みを舐め回して元の位置に戻したり、回転レーン上の寿司に唾液を擦りつけたりしていた少年のこと。その様子を収めた動画が1月下旬にネットで拡散されると、運営会社の「あきんどスシロー」は防止策の対応に追われた上に、スシローを展開する「フード&ライフカンパニーズ」の株価が一時160億円以上も暴落する大打撃を受けることとなった。

2月10日あきんどスシロー」は公式サイトで《今後も絶対にあってはならないと捉えており、刑事・民事の両面から毅然とした対応を行って参ります》とコメント。そして6月8日、同社が少年に対して約6700万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴していたことが明らかになった。

報道によると「あきんどスシロー」が提訴を行ったのは3月22日付。訴状で同社が“動画の影響で客が大幅に減少した”などといい、「影響は深刻で、この問題を放置できない」と主張したいっぽうで、少年側は5月に請求棄却を求め、「反省の日々を送っている」「客の減少は同業他店との競合も考えられる」と反論したという。

損害賠償請求の件は各ワイドショーなどでも取り上げられることに。9日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)で「更生できる余地も残さないといけない」として、スシローでの皿洗いや掃除の下働きを提案した長嶋一茂(57)の発言は波紋を呼んだことも記憶に新しい。

そんななか、シバターは12日、YouTubeに動画をアップ。“ペロペロ少年”が損害賠償として6700万円を請求された件について語った。

「この件についてですね、僕は思うのが、なんか結構『ざまぁみろ』みたいな意見があるなか、『ちょっとかわいそうなんじゃないの』みたいな、『これで少年の人生が終わってしまうのって、さすがにかわいそうじゃない』みたいな」といい、長嶋の問題提起に言及。そして「僕はどっちかっていうと“ざまぁみろ派”」といい、こう続けた。

「どうしても、やっぱりかわいそうと思えないのが、少年に正義がないんだよね。正義とか、しょうがなかったみたいな。『これをやるしかなかった』っていう必然性とか。切羽詰まっていたとか。少年のなかの正義がなかった」

「今回のペロペロ少年は悪意しかなかったと思うんだよね」

■「人生終わったっていう風になっても仕方ないと思う」

そして、少年の行為について「何の正義もないし主張もないし、ただ悪ふざけというか。そこに本当に、プラスの感情になるものが一つもなかった」といい、「若気の至りっていう一言で片づけて、『若いんだからしょうがないじゃん』って言って許していいもんなんですかね」と問いかけた。

「そこに悪意しかないのだとしたら、しかるべき罰を受けるべき」とも述べたシバターは、少年に対して「『自業自得やで』っていう風に思いますね」「その瞬間、悪意しかなかった少年に対して、救いの手を差し伸べようとも思わないし、そのせいで人生終わったっていう風になっても仕方ないと思いますね。自分がやったことなんでね」と発言。さらに、こうも述べた。

「見せしめ的に“人生オワタ”にされることによって、飲食業界で同じようなイタズラが今後行われることが少なくなると思うんですよね」

「少年が6700万円請求されて、学校も退学になって、もう“人生オワタ”になってます、っていうのがあると、もうアレをやろうと思わないじゃん」

また、動画の終盤でシバターは「焼かれるものがいても、それはしょうがないことだし『そもそも焼かれるようなことをしたのは自分なんだから、しょうがないよね』って僕は思うんですよね。なんで、僕は少年に対して少しもかわいそうと思わない」とバッサリ断言していた。