【2023年6月10日 モガディシュ(ソマリア)発】

ソマリアで、放置された爆発物により20人以上の子どもが亡くなったことを受け、ユニセフ(国連児童基金)ソマリア事務所代表のワファア・サイードは、以下の声明を発表しました。

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ソマリアのローワー・シャベル地方で、戦争残存物である不発弾が、子どもたちが遊んでいた場所で爆発したことにより27人が死亡し、そのうち少なくとも22人が子どもであったという報告に、ユニセフは深い衝撃と恐怖を覚えています。

犠牲者のご家族に深く哀悼の意を表するとともに、負傷者の一刻も早い回復をお祈りいたします。このような痛ましい事態で愛する家族を失うようなことがあってはなりません。

この悲劇的な出来事は、ソマリアのすべての紛争当事者が、兵器を慎重に扱い、既存の地雷や不発弾を除去し、子どもたちやコミュニティに対する地雷リスク教育を強化することの重要性を明確に示しています。

戦争残存物が、色鮮やかであったり、光っていたり、あるいは珍しい見た目であったりすると、子どもたちは、それがどれほど危険なものであるか知らずに近づいてしまうため、とりわけ、危険な目に遭いやすいのです。爆発性兵器は、どこで使用されようが、どれほど昔に配備されようが、今後何カ月にも何年にもわたり、子どもの最も基本的な権利を危険にさらし続けるのです。あらゆる状況において、子どもの安全が第一に考慮されなければならず、安全で保護された環境に対する子どもの権利を守るために、いかなる努力も惜しんではならないのです。

ユニセフは、現地のパートナーを通じて、被害に遭われた個人や家族への支援を行っています。

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