松山ケンイチと王林が、6月12日に都内で行われた「ローソン創業祭『感謝還元チャレンジ』発表会」に登壇。青森県出身の二人が、方言や青森の名産を使った商品化などについてトークを展開した。

【写真】方言でトークをする場面で松山ケンイチがうまくしゃべることができず、王林が笑いながら崩れる

松山ケンイチローソン制服は「もはや私服」

1号店のオープンから48周年を迎えることに感謝して、13日(火)から「感謝還元チャレンジ」を開催するローソンでは、CMキャラクター(松山、川栄李奈梅沢富美男)とのコラボレーション商品やプレミアム商品など記念商品を発売。また、同日から新CMを放映する。

CMの世界観そのままにローソンユニホームを着て登場した二人。店長役の松山は「(店長2年目となると)もはや私服ですからね」と笑いを誘い、新人クルー役の王林は「(私は)まだまだですね。これで帰れるように頑張ります」と、早くユニホームが似合うようになりたいと希望する。

ただ、りんご娘時代に着たことがあると言い、「ローソンさんがやるアイドルフェスみたいなのがあって、その時もこれを着て。その時はまだ若々しいアイドルだったので、ふわふわのスカートと合わせて着たんですけど、今は新人クルーになれてうれしいです」と喜んだ。

■崔洋一監督が「俺好きだよ」とCMを称賛

これまで出演してきたローソンのCMについて、松山は「昨年亡くなられた崔洋一監督とお話しているときに『お前、あのローソンのCM、俺好きだよ。あれはいいなぁ』って言って褒めてくれたんです。すっごい怖い監督なんで、まさか褒められるなんて。だから、すごくうれしくて、ずっと、50年くらい続けたいなって思いました」と、崔監督とのエピソードを披露。「(ローソンの)100周年まで、あと52年ですね」と長く続けていく意気込みを見せた。

一方、王林は「48年ということで、お母さんと同い年なんですよ、ローソンさんが。だから、ずっとお母さんのようにローソンを愛しているので、これからも共に走っていきたいなと思います」と独特な表現でローソンへの思いを告白。

また、CM出演の反響については「すごくあります。青森ってコンビニに行く人が結構多い気がしてて。なので、『クルーになったんだね?』とか『レジとか打ってるの?』とか、よく新人クルーとしての質問をされます」と、青森での反響を報告。「(レジは)まだ打ったことないんですけど、ずっと芸能活動をしていたからこういうスタッフみたいな格好も夢の一つで、かなってうれしいです」と笑顔を見せた。

■王林の訛りがうつり、松山ケンイチも方言でトーク

松山は、同郷の王林と話していると訛りが出てしまうそうで、この日のイベントでもイントネーションが変わることがあり、MCから「方言でのトーク」をお願いされる場面も。しかし、用意されたコメントでは難しいようで、「普通にしゃべっている方が訛れる気がしますね」と王林がフォローするも、松山は「シティーボーイになっちゃったから」と頭をかいた。

さらに、「お互いに感謝していること」というトークテーマでは、松山が「訛っていること」と発表。「これまでカメラの前で訛り合える人はいなかった」と言い、前回の撮影では王林の訛りがうつってしまったが、そのまま採用されたこともあったと明かす。

松山は「そういうことができたのは王林ちゃんのおかげだなって思いますし、僕もできるだけ訛りを失いたくないなって思うんですが、(撮影中に訛りが出ると)『訛ってました』と指摘されて直されちゃうんです」と訛りについて悩みを吐露。「王林ちゃんは直されたことないでしょ?」と質問し、王林が「『これしかできないです』って言ってます」と答えると、「僕もそうしようかな(笑)」と羨ましそうな表情を見せていた。

■青森の食べ物を商品化

イベントでは、13日から発売されるCM出演タレント監修商品の試食も行われた。松山考案の「松山店長故郷の味 ニンニク味噌おにぎり」、川栄タイアップメニューの「クロワッサンロール ショコラ」、梅沢考案の「からあげクン 海鮮バター醤油味」の3商品がステージに登場。

2022年の発表会で、3カ年目標として「新商品開発」を掲げ、「祖母のニンニク味噌を商品化したい」と発言していた松山だが、今回実現したことに「3カ年目標を1年目で到達できたという…僕の才能の塊の結果なんじゃないかな」と胸を張りながらも、「すぐにこういう機会を頂けて、本当にうれしく思います。僕の祖母も喜んでいて、今は90歳を過ぎているんですが、この商品が出来上がったらあと50年くらいは生きるんじゃないかな」と会場を笑いで包んだ。

一方、今回のコラボレーションに参加してない王林は、今後商品化してみたいものについて「青森で食べていたものをやりたい。給食でりんごの入ったコッペパンを食べていて、あれがおいしかったんです。もう一回(私が)学校に入るのは違うと思うので(笑)、あれを(商品化して)もう一回食べたい」と提案。ローソンの社長は「コッペパンははやっていますし、いいですね。即やります」とスタッフに相談することなく即答した。

すると、松山も「まだ50くらい(アイデアが)あるんですよ」と、負けじと青森にちなんだ商品のプレゼンを続けた。

王林と松山ケンイチが「ローソン創業祭『感謝還元チャレンジ』発表会」に登壇/※ザテレビジョン撮影