退職代行モームリの1年間の利用者1,637名のデータ調査を実施致しました。

今回、退職代行サービスを実際に利用された方・利用された企業のデータを公開することで、退職に悩まれている多くの労働者を救いたいという想いと、企業の労働環境の見直しや離職率の低下、雇用の安定化に役立てて頂きたいと思っております。

報道関係各位
2023年6月13日
株式会社アルバトロス

退職代行モームリを管理している株式会社アルバトロス(本社:東京都大田区、代表取締役:谷本慎二)が、2023年6月1日(木)に退職代行の利用状況の調査を行いましたので、その結果を公開致します。

株式会社アルバトロス【URL】https://www.alba-tross.jp/
退職代行モームリ【URL】https://momuri.com/


■退職代行モームリとは
退職代行モームリは神奈川県労働委員会の審査に合格した『労働環境改善組合』(https://www.ro-kan.com/)と提携している退職代行サービスです。
弊社独自の取り組みを行い、事業開始1年2ヶ月で相談件数2,300件、退職代行実施件数1,600件を突破し、後発でのサービス開始ですが急速に認知を広めていっております。(2023年6月1日時点)

■データ公開の背景

近年退職代行サービスが広まってきていますが、企業ごとに退職代行への対応や認識に差が大きくあります。

残念なことに退職の抑止に繋がる社内環境の改善ではなく、退職代行の利用に制限をかけようとする企業もございます。

そんな中でTwitterにて退職代行のどんなデータを知りたいかとアンケートをしたところ、『退職代行を使われる企業のデータ』が圧倒的に支持されました。
https://twitter.com/momuri0201/status/1660463077970841600?s=20


今回、退職代行サービスを実際に利用された方のデータを公開することで、退職に悩まれている方のお力となれるよう、また企業の労働環境の見直しや離職率の低下、雇用の安定化に役立てて頂きたいと思っております。

そして、多くの企業が自社の状況を再確認し、労務関係を見直す足がかりの第一歩に繋がることを願っております。



■調査概要
今回は以下の内容で調査を実施致しました。

  • 年齢:10代~60代

  • 性別:男女

  • 地域:全国

  • 人数:1,637名

  • 調査方法:退職代行モームリのご利用者様を対象にアンケートを実施

  • 調査期間:2022年3月15日~2023年5月31日

■調査内容

公開する調査内容は以下となります。

  1. 退職代行利用の経緯・退職理由

  2. 性別・年代別利用者数

  3. 職種別利用者数 

  4. 勤続年数別利用者数

  5. 時間帯別依頼数

  6. 法人形態別利用者数

  7. 退職金制度の有無

  8. 退職代行へのお支払い方法

  9. 複数回退職代行を利用された企業

  10. 新卒社員の利用状況

利用者情報:1.~5. 会社情報:6.~9. 新卒情報:10.
上記に分けて公開いたします。

■調査結果【利用者情報】

  • 1.退職代行利用の経緯・退職理由

退職代行利用者の退職代行利用の経緯・退職理由を集計しました。
※調査対象者1,637名

上司から退職を止められている、ハラスメントを受けている方が3割以上もいました。

ご自身では退職できない、相談できる状況でもない方は数多く存在しています。

退職代行は利用したいから利用するのではなく、利用せざるを得なくなって利用される方がほとんどであると言えます。

  • 2.性別・年代別利用者数

退職代行利用者の性別及び年代別利用状況を集計しました。
※調査対象者1,637名

性別による差はそこまで見受けられませんでした。
年齢別でみると世間のイメージと同様に、やはり20代の利用が半数以上と最も多く、10~20代で全体の67.2%の結果でした。

しかし若い世代だけではなく、30代以上の方も全体の3割も利用されています。

  • 3.職種別利用者数 (上位10職種のみグラフに反映)

退職代行利用者の職種を雇用形態別に集計しました。
※調査対象者 正社員940名・アルバイト697名・計1,637名

正社員では、製造業が123名(正社員の13.1%)と一番多く、アルバイトでは飲食・サービス業が289名(アルバイトの41.5%)と群を抜いて多い結果でした。

勤務時間帯が安定していなく、長時間労働が発生しやすい職種の利用者は多くなっています。

  • 4.勤続年数利用者数

退職代行利用者の勤続年数を雇用形態別に集計しました。
※調査対象者1,637名

1ヶ月未満が471名(全体の28.8%)、6ヵ月未満が643名(全体の38.4%)と半年未満の方が約7割でした。
雇用形態によって大きな差はなく、退職代行を利用される方の多くは6ヵ月未満と早い段階で退職を決意される方が多い傾向があります。

  • 5.時間帯別依頼数

退職代行の相談があった時間帯を時間帯別に集計しました。
※2023年5月1日5月31日の期間内の調査対象者216

18時~21時の退勤直後のご相談が多いです。次いで21~0時、9時~12時が同数で続きます。
勤務時間中に何か起因する出来事があり、翌日から勤務出来ない状況になった方からの相談が多いです。

企業側も特に退勤前や退勤後に注視してフォローしていく必要があるのかと思います。

【会社情報】

  • 6.法人形態別利用者数

退職代行利用者が雇用契約を交わしていた会社の法人形態を集計しました。
※調査対象者1,637名

株式会社が最も多く全体の約7割でした。
驚くべきことは法人形態がその他(未記入・不明)が2割を超えているということです。
アルバイト個人事業主の方が雇用されている会社名がわからない、雇用形態がわからないといったお悩みも多かったことに起因します。

本来はどのような内容で雇用し契約をするか、会社は労働者に対して、労働条件通知書を交付することが義務付けられています。
しかし、そういった契約書類を労働者が受け取っていないが為のデータ状況かと推測されます。

  • 7.退職金制度の有無

退職代行利用者の退職金制度の有無を集計しました。
※調査対象者 正社員706名

退職金が「ある」と答えた方は正社員706名中わずか13.2%とかなり少ないです。
ただ、勤続年数が短い方が多いので、このような結果になったことも想定されます。
退職金を貰うために長く働こう、というモチベーションをもって勤務している方もいるため、退職金の制度自体用意していない会社は勤続年数が短くなる傾向があると思われます。

  • 8.退職代行へのお支払い方法

退職代行利用者のお支払い方法について集計しました。
※調査対象者1,637名

当社へのお支払いは約3割の方があと払いを希望されていました。
現在手持ちがなく給与日までお支払いは難しいが、それでも退職したいという方は多いです。
先ほどの退職金制度の有無や、現状の給与面では生活が苦しいということも、退職に繋がる要因の一つとなっていると言えます。

  • 9.複数回退職代行を利用された企業

1年間で退職代行モームリ利用者に複数回利用された企業の集計しました。

1.複数回利用された企業ランキング(TOP5)
※()内は利用回数
※企業名は伏せ、業種を記載します


1位:大手コンビニチェーン(12回)
2位:大手小売企業(9回)
3位:大手ファストチェーン(6回)
4位:大手医療関連企業(5回)
5位:自動車メーカー、製造メーカー、運送会社、派遣会社、飲食チェーン(4回)


備考:利用された回数が4回以上9社、3回以上24社、2回以上88社

2回以上利用された企業は全体の5.73%でした。
1番多い企業でなんと12回も利用されていますが、全てアルバイトの方の利用でした。
年間で複数回利用される企業は大手のサービス業が多く、従業員の人数に比例していると言えます。

2.最も多い12回利用された企業の退職理由
・家庭の事情(1名)
・精神的理由(5名)
・自分に向いていない(3名)
・ダブルワークで大変(1名)
パワハラ(1名)
・体調不良(1名)

全てが企業側に問題があった訳ではなく、自己都合による退職のほうが多いです。
決して労働環境の問題だけではないということが言えます。

また、自分自身で退職を相談しやすい環境づくりも大切であると言えます。

【新卒情報】

2023年度の新卒社員の利用状況を集計しました。

※2023年4月1日5月31日の期間内の新卒調査対象者52名
※新卒は4月入社に限り、高卒、短大、専門卒、大卒にて集計

1.新卒社員の利用者の割合(パート・アルバイトは除く)

2.男女比

3.週ごとの利用者数推移

4.利用の多い職種

5.退職理由

新卒社員の早期退職者はGW明けが最もピークでした。

退職理由でもあるように、やはり入社前のイメージと勤務実態や職場環境のギャップが主な要因となっています。

企業側も努力をされているかとは思いますが、やはり新卒社員の方へ入社前にどのようにしてこのギャップを埋めていくのかが大切だと思います。

そして入社後も定期的に密にコミュニケーションを計り、新卒社員の方の生の声を聞くことも重要かと思います。


■全体考察
退職代行サービスの利用は、自分の意思だけではなく、労働環境などの外的要因が大きく影響しており、勤務が困難になった方々の最後の砦であると言えます。

企業の労働環境の見直しや離職率の低下、雇用の安定化に繋がるヒントはこの公開したデータの中にたくさんあると思います。

このデータをもとに、社内の労働環境の再確認をし、労務関係を見直す足がかりの第一歩に繋がることを願っております。


■退職代行モームリのサービス概要https://momuri.com/

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■姉妹サービス:検索代行モーシラン

退職代行での情報収集のノウハウを活かした検索のプロが、検索代行を行います。

詳細はこちらから⇒検索代行モーシラン(https://moshiran.jp/

【会社概要】
会社名:株式会社アルバトロス(英名:Albatross Co., Ltd.)
所在地:東京都大田区仲六郷2丁目28‐11 ハウスB 2・3階 
代表者:谷本慎二
設立:2022年2月1日
URL:https://www.alba-tross.jp/
資本金:900万円

配信元企業:株式会社アルバトロス

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