ア・リーグ本塁打数争い単独トップに立った大谷(C)Getty Images

 エンゼルス大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、敵地で行われたレンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。

 7回の第4打席に、ア・リーグトップに並ぶ19号本塁打を放つと延長12回にもこの日、2本目となるアーチをかけた。朝方には球宴中間発表でア・リーグトップに立ったというニュースが飛び込んできたばかり。自身が得意とする夏を目前に大谷のシーズンがいよいよ到来したといえそうだ。

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 1点を追う7回1死。右腕アンダーソンの内角低めシンカーをバットに乗せ、ボールは高々と飛んで、バックスクリーン左へ飛び込む特大の19号ソロ。打った瞬間にそれと分かる一発に大谷はバットを放り投げ、ゆっくりとした確信歩きダイヤモンドを一周した。

 今季最長459フィート(約139.9メートル)弾は5月31日(同1日)の敵地・ホワイトソックス戦に並んで今季最長タイの特大アーチとなった。これで本塁打数でリーグトップを走っていたヤンキースアーロン・ジャッジ外野手に並ぶと、さらに勢いは止まらない。

 次の見せ場は5-5で迎えた延長12回。左翼を越す勝ち越しの2ランを放ち、一気にジャッジを抜き去った。これで3年連続となる20本塁打をマーク。打点も50を記録した。

 リーグ首位のレンジャーズ4連戦の初戦で勢いのつく勝利。試合後、大谷は「どうしても取りたい初戦だったので良かった」と笑顔を見せた。この日の本塁打で今季最長となる9試合連続安打と好調をキープしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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