映画『ザ・グリード』（1998）や『ヘアー』（1979）などに出演する俳優のトリート・ウィリアムズさんがバイク事故で亡くなった。71歳だった。
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Peopleによると、現地時間6月12日夜、「今日午後、彼が殺されました」とトリートさんの代理人が発表。「右折、もしくは左折しようとしたところ、一台の車が行く手を遮りました。私は今、酷く打ちのめされています。彼は素晴らしい人でした。とても才能ある人でした。俳優の中の俳優で、フィルムメーカーたちに愛されました。1970年代からずっと、ハリウッドの中心にいました。彼は今年の自分のパフォーマンスに誇りを持っており、私が取ってきた仕事を喜んでくれました。とても均整のあるキャリアを築いた人でした」と述べているそうだ。
バーモント州ドーセットの消防署長ジェイコブ・グリブルによると、事故が起きたのは、現地時間12日の17時頃、ドーセット近郊のルート30の路上でのことだったそうだ。事故は車1台とトリートさんの運転するバイクの接触事故で、車のドライバーがトリートさんのバイクに気が付かずに起きたものとみられる。車の運転手にケガはなく、ケガをしたトリートさんは救急ヘリコプターでニューヨークの病院に運ばれた後に息を引き取ったそうだ。
地元警察も12日に事故について発表。現在初期捜査が行われており、翌13日にも現場にて引き続き捜査を行うとしている。
トリートさんは1975年にスリラー映画『Deadly Hero（原題）』でデビューし、以来長く活躍してきた。1979年にはブロードウェイミュージカルを映画化した『ヘアー』に主演し、ゴールデン・グローブ賞に初の候補入りを果たした。2002年からは、ドラマ『エバーウッド 遥かなるコロラド』に主演。ドラマは4シーズンに渡って放送され、彼自身も2年連続で全米映画俳優組合賞主演男優賞にノミネートされた。
近年は、ドラマ『ブルーブラッド 〜NYPD家族の絆〜』や『チェサピーク海岸』などに出演。出演した映画とテレビシリーズの公開も控えていた。
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