2023年6月10日、11日(現地時間)にイタリア・ブリクセンにて「IFSC ボルダーワールドカップ ブリクセン」が開催された。10日に行われた女子決勝ではアメリカのナタリアグロスマン、11日の男子決勝ではイギリストビー・ロバーツが優勝し、日本勢は男子・緒方良行が3位で今シーズン初の表彰台に上がった。

©Dimitris Tosidis/IFSC.

11日に行われた男子決勝では日本勢から緒方良行をはじめ、安楽宙斗楢崎明智楢崎智亜、の4名が出そろった。3位に入った緒方は先頭で第1、第2課題に苦しみ課題を完登はなかったが、第3課題では持ち前のポテンシャルで完登。その勢いのまま最終課題も完登して後続の結果を待つ形となった。

しかしその時点で首位をキープしていた韓国のイ・ドヒョンが最終課題を完登できず。優勝の可能性を残していた安楽宙斗も完登できずに苦戦する様子が見える。しかし最後に登場したイギリストビー・ロバーツは完登し、合計3完登で優勝を手にした。緒方は最終的に3位となり、今季初の表彰台となった。

©Dimitris Tosidis/IFSC.

10日に行われた女子決勝では日本人から決勝に進出した選手はおらず、アメリカのナタリアグロスマンが優勝、日本人では中川瑠の7位が最高順位だった。

次回のボルダーW杯は第6戦で最終戦となり、オーストリア・インスブルックで6月14~16日(現地時間)に行われる。

日本人選手 結果

男子
3位 緒方良行(B-PUMP)
4位 楢崎明智(日新火災)
5位 安楽宙斗(千葉県立八千代高等学校)
6位 楢崎智亜(無所属)
13位 通谷律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
23位 井上 祐二(大阪府山岳連盟)
23位 佐野大輝(Dボル・大器グループ)
27位 藤井快(無所属)

女子
7位 中川瑠(日本大学
11位 関川愛音(八戸学院光星高等学校
19位 松藤 藍夢(日本大学
39位 倉菜々子(新東工業)
41位 青栁未愛(日本大学
45位 伊藤ふたばデンソー岩手)

The post 緒方良行が3位で今季初の表彰台!【IFSC ボルダーワールドカップ ブリクセン】 first appeared on FINEPLAY.