元夫ジョニー・デップとの裁判後、女優業から離れているとみられていたアンバー・ハードが、自身の主演映画『In The Fire(原題)』をひっさげ、イタリアのタオルミーナ映画祭に出席することがわかった。なお、アンバーが支払う和解金100万ドル(約1億4000万円)は、ジョニーチャリティ5団体に寄付するそうだ。

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 Peopleによると、伊シチリアで開催されるタオルミーナ映画祭で現地時間6月24日アンバーの最新作『In The Fire』のプレミアが開催され、監督のコナー・アリンや共演のエドゥアルド・ノリエガと共にアンバーも参加するそうだ。アンバーにとって裁判後初のイベント参加となる。

 映画祭の公式サイトによると、同作は夫を亡くしたアメリカ人精神科医が主人公。地元の司祭から悪魔が取り憑いていると言われた少年を診るためにコロンビアの裕福な農場を訪問すると、すでに少年の母親が殺されており、父親は息子が取り憑かれていると信じ始めていた、というストーリー。

 アンバーはこの数年、元夫ジョニー・デップとの間で名誉棄損裁判を繰り広げていた。アメリカで行われた裁判では、昨年6月にジョニーが勝利を収めた後、12月にアンバーが100万ドルを支払うことで和解が成立した。

 ジョニーの関係者によると、ジョニーはこの和解金を5つのチャリティ団体に寄付することにしたそうだ。ジョニーが寄付するのは、映画製作を通じて病気の子どもを支援するメイク・ア・フィルム基金、病気の子どもたちに安全なキャンプ体験を提供するザ・ペインテッド・タートル、ネイティブアメリカンを支援するレッドフェザー、島や沿岸のコミュニティのエコシステムと文化存続を目指すテティアロア・ソサエティ、そしてアマゾン先住民コミュニティの保全を支援するアマゾニア・ファンド・アライアンスの5団体。それぞれ20万ドルずつ寄付するそうだ。

アンバー・ハード、裁判後初の公の場へ 和解金1億円はジョニー・デップが寄付へ (C)AFLO