夏恒例の“オーケストラの祭典” 「フェスタサマーミューKAWASAKI 2023」の開幕が近づいてきた。

首都圏のプロ・オーケストラ9団体のほか、大阪の日本センチュリー響&山形響、そして洗足学園&昭和音大のオ−ケストラが参加する陣容は豪華絢爛。年に一度の“オーケストラの祭典”にふさわしい盛り上がりが期待できそうだ。

注目ポイントは、各オーケストラが趣向を凝らしたプログラム。チラシや公式ホームページに記載された出演者と演目を見ているだけでワクワクしてくるのだからたまらない。いざ本番に向けて、何を選んだら良いのかわからない、という方のために、4人の指揮者から届いた“熱いメッセージ”を紹介しておきたい。

東京交響楽団:ジョナサン・ノット(指揮)

(c)T.Tairadate/TSO

これまで距離を置いてきたチャイコフスキー交響曲にいよいよ本気で取り組みます。この名作において、かつて経験したことのない興奮を創り出しますのでご期待ください。

東京都交響楽団:大野和士(指揮)

(c)Fumiaki Fujimoto

非常にカラフルな音色を持つ東京都響による、同団伝統の北欧音楽をお届けします。僕自身、渡辺暁雄先生の下で若い頃からずっと親しんできた素晴らしい音楽をご堪能ください。

山形交響楽団:鈴木秀美(指揮)

(C)K. Miura

ヴァイオリンの石上真由子さんとの初のコンチェルト共演によって、ベートーヴェンの新たな響きが作れることを期待します。そして圧倒的なスケールを持つシューベルトの『ザ・グレート』は、次々と歌が紡がれて夢が拡がります。どうぞお楽しみに!

日本センチュリー交響楽団:秋山和慶(指揮)

今回採り上げるシューベルト交響曲第5番と、ドヴォルザーク交響曲第8番において、これまでの共演で培ってきた成果が遺憾なく発揮できると思います。この機会に、大阪にこんなオーケストラがあるのだと覚えていただければ嬉しいです。また、ソリストのHIMARIちゃんとブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番を共演できるのも楽しみです。

なるほど、出演者たちは気合十分! 「ミューザ川崎シンフォニーホール」の素晴らしい響きの中で、連日オーケストラの聴き比べができるこのチャンスをお見逃しなく。

フェスタサマーミューザKAWASAKI2023

7月22日(土)~8月11日(金・祝)
ミューザ川崎シンフォニーホール / 昭和音学大学テアトロ・ジーリオ・ショウワ
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2342644