人気漫画の主人公役など、数多くの舞台やドラマ・映画に出演する俳優の小林亮太が都内近郊のグルメバーガー店をナビゲート。食レポはもちろん、ハンバーガー好きの目線で取材したおいしさの秘密をお届けする。

【写真】小林亮太が食べる1日5食限定の激レアバーガーって?

今回は、東京・港区にある「FELLOWS(フェローズ)」で、「ヒッコリーバーガー」(2420円)を紹介!

■この道を極めるきっかけは「俺の方がおいしく作れる」

「フェローズ」はオーナーの黒川貴史さんが2005年11月に駒沢で開業したのち、2011年に表参道に移転し、現在の緑と白を基調としたおしゃれな一軒家で営業をしている。グルメバーガー店の店主からもファンだと名前があがる老舗バーガースタンドだ。

かつてはフレンチのシェフをしていたという黒川さん。もともとハンバーガーも好きだったそうで、「俺の方がおいしく作れるんじゃないか」「自分がおいしいと思うバーガーを作って、ほかの人に出したらどんな反応が返ってくるんだろう」と思ったことが、この道を極めるきっかけだったそう。

■小林が“原点のような場所”と語る「フェローズ

また、今回同店への取材を熱望していた小林は、「ハンバーガー好きの小林亮太にとって原点のような場所」だと話す。

「大事なときにはここのバーガーを食べてエネルギーチャージしたりします。先日、外苑前の日本青年館での公演があったときもトレーナーさんが買ってきてくれて、(田村)心と一緒に食べました!」(小林)

長く通うお店ながら、小林はディナータイムのみ限定1日5食で提供しているという「ヒッコリーバーガー」(2420円)は、まだ食べたことがないという。そこで、この機会に実食することにした。

■1食ずつ手間暇をかけているのが1日5食の理由

炭火の香りが食欲をそそるパティが同店の魅力のひとつだが、「ヒッコリーバーガー」最大の特徴はバンズをスモークしていること。そのスモーチップにヒッコリーを使っていることから、この名前がついている。

ベーコンの燻製とはまた違う香りが鼻から抜けるので、それを楽しんでもらいたいと思い考案しました」(黒川さん)

グラハム粉を使ったバンズは小麦の旨みをしっかりと感じられながらも、ふんわりと柔らかく空気を含んでいる。だからこそ、口の中で噛むほどにバンズから漏れる燻製香を感じられるというわけだ。ただし、1食分ずつスモーカーで燻製するので手間がかかり、そのため1日5食限定なのだという。

同店のスタンダードなバーガーに使われているパティ(150グラム)、レタス、トマト、グリルオニオンピクルスに加えて、ゴーダチーズ、ベーコンエッグを重ねていく。具材をサンドするバンズは、下にマヨネーズ、上にバターが塗ってある。

完成した「ヒッコリーバーガー」は、どっしりと存在感のあるビジュアルに仕上がっている。それでは、お待ちかねの実食!

■ヒッコリーの燻製香が抜けてくるバーガー

ひと口食べて、「なんていうんだろう…」と情報量の多さに困惑ぎみの小林。3分の1ほど食べ進めたところで、少しずつ言葉を紡いでいく。

パティ、ゴーダチーズ、エッグベーコンがずっしりのっているので、マジで重いです。全部が濃い。全部が濃いけど、どんどん食べ進めてもずっと香りが新鮮に届くから、やっぱりスモークってすごいんだなって。鼻を近付けたときに感じるスモーク感もそうだし、食べたとき、口の中でダイレクトに香りや旨みが広がってくる感じが、ほかにはないと思います」(小林)

さらに、バンズを上下に分けてから燻製していることで、バンズの表面だけでなく中までしっかりと香りがついていることを、「白い部分に詰まった香りが、ゴンと抜けてくるんです」と解説してくれた。

「僕は香りをいろいろな構造で捉えられないから、うまく伝えられないけど…間違いなく合うんです!」と、小林がそのおいしさを力説した「ヒッコリーバーガー」。ぜひ実際に食べて燻製の香りとバーガーの相性を感じてみて。

ヘアメイク=田中宏昌

撮影=小山志麻

取材・文=大谷和美

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俳優・小林亮太が「FELLOWS(フェローズ)」で1日限定5食のグルメバーガーを食レポ!