劇場版「美少女戦士セーラームーン Cosmos」(6月30日[金]より公開)の後編完成披露舞台あいさつが6月14日、都内にて開催され、俳優の北川景子がセーラーコスモスを演じることが発表された。2003年にドラマ「美少女戦士セーラームーン」にて、セーラーマーズ/火野レイ役でデビューした北川は、オファーを受けた時の心境や、アフレコ現場での思い出を語った。
舞台あいさつには、声優の三石琴乃(エターナルセーラームーン/月野うさぎ)、林原めぐみ(セーラーギャラクシア)、水樹奈々(セーラー火球/火球皇女)、井上麻里奈(セーラースターファイター/星野光)も登壇した。
作品生誕30周年を迎えた「美少女戦士セーラームーン」。同映画は、30周年記念プロジェクトの一環として制作され、シリーズ最新作にして最終章となる。前編は、6月9日より上映中。
■オファー受け戦士に相談
シルバードレスで登場した北川は「後ろで控えている時に皆さんの歓声が聞こえて、すごくドキドキしていたんですけど、やはりセーラームーンという作品の大きさを感じながら、このような方々とご一緒できて、本当にうれしいです」と喜んだ。
オファーをもらった時の心境については「実写版でセーラームーンをやらさせていただいていた時はマーズ役だったので『私でいいのかな』って気持ちがありました。他の戦士(沢井美優、泉里香、安座間美優、小松彩夏)にも『どう思う?』と聞いたんですけど、みんな『絶対やって欲しい』と言ってくれて。今年は、実写版で出会ってから20年の節目の年なんです。私たちにとって大切な作品に関わってくれるのはうれしいというリアクションだったので、みんなに背中を押されてやろうと思いました」と口に。
続けて「そうそうたるレジェンド声優の皆さんがいる中で、自分が発表されたらどんな感じなんだろうって不安もあったんですけど、皆さんが拍手で迎え入れてくださってホッとしました。うれしかったです」と安堵した。
■セーラームーンは「人生の一部」
北川とは、ドラマ「リコカツ」(TBS系)で共演した三石。当時を振り返り「親子の役だったんですけど、私は連続ドラマ初めてで右も左もわからない時に、主役として優しくて迎えてくれてフォローしてくださったので、本当に恩人です」と感謝した。これに北川は「ずっと拝見していて、レジェンドというか神だと思っています」と首を横に振った。
北川が収録する際は、三石も同席したとのことで「心強かったです。声優の経験も多くない中、こんな大きい作品で『どうしよう』と思っていたので、三石さんの顔を見つけた時はすごくうれしかったです。それに、原作の武内(直子)先生も来てくださっていて。感極まって収録していました」と回想した。
続けて、自身にとってセーラームーンとはどういった存在かと聞かれると「芸能界デビューする時に初めて受けたオーディションが実写版のセーラームーンで、その仲間たちと20年間この世界で戦い続けてきました。そして、この作品でまたセーラームーンに関わることができて、人生の大事な節目はセーラームーンと共に過ごしてきたので、人生の一部みたいな感じがします」と話していた。
◆取材・文=大野代樹
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