ブライトンは14日、リヴァプールを退団した元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーの加入を発表した。リヴァプールとの契約満了に合わせての加入で移籍金は発生せず、契約期間は1年で1年の延長オプションが付随する。

 現在37歳のミルナーは、リーズの下部組織出身で2002年にトップチームデビュー。その後、イングランドの複数クラブでプレーし、2015年からリヴァプールの一員に。同クラブ加入以降は、プレミアリーグチャンピオンズリーグを含む、6つの主要タイトル獲得に貢献。4月4日に行われたプレミアリーグ第8節延期分では途中投入でピッチに立ち、かつてチェルシーを中心に活躍した元イングランド代表MFフランク・ランパード氏が持つプレミアリーグ出場試合数「609」を抜き、通算出場試合数のランキングで単独3位に浮上していた。

 ミルナーの加入を受け、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督は、「ジェイムズブライトンに迎えることができてとても嬉しい。彼は我々にとって素晴らしい補強選手であり、我々をさらに高いレベルに引き上げてくれるはずだ」とコメントし、入団を歓迎。

 テクニカルディレクター(TD)を務めるデヴィット・ウィアー氏も「ジェイムズの経験は、彼がプレーした試合の数と、輝かしいキャリアを通じて勝ち取ったトロフィーの数によって物語られている。これらの試合にはヨーロッパでの競争が含まれており、ヨーロッパでの最初のシーズンを迎える私たちにとって、非常に価値のあるものとなるだろう。選手たちがプレシーズンに戻ってきたときに、彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしている」と述べ、来季のヨーロッパリーグ出場に向けた貴重な戦力であることを強調した。

ブライトンへの加入が発表されたミルナー [写真]=Getty Images