倉科カナSexy Zone・菊池風磨がW主演を務めるドラマParavi「隣の男はよく食べる」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレビ東京系Paraviにて配信中)の第10話が6月14日深夜に放送された。本宮蒼太(菊池)に対してどうしても女性の影を疑ってしまう大河内麻紀(倉科)は、ふいに「疲れた…」と漏らしてしまう。それによって蒼太は「距離…置こう」と提案するのだった――。(以下、ネタバレを含みます)

【写真】優しい顔で倉科カナ“麻紀”に出張土産を差し出す菊池風磨“蒼太

■「隣の男はよく食べる」とは

「隣の男はよく食べる」は、美波はるこによる同名のデジタルコミックを原作にしたラブストーリー。長年恋から遠ざかっていた料理上手な独身オトナ女子の手料理をきっかけに始まる、肉食年下イケメン男子とのピュア不器用な関係を描く。

35歳、彼氏いない歴約10年の大河内麻紀を倉科、麻紀の隣の部屋に住む肉食年下イケメン男子・本宮蒼太を菊池が演じる。また、麻紀と同じ会社で働く同期でなんでも話せる麻紀の良き理解者・町田桜役に山田真歩、何かと気に掛けてくれる麻紀の頼れる上司・篠原一義役に高橋光臣、昔蒼太が働いていた会社の上司で蒼太の憧れの女性・神野沙織役に市川由衣が配役。

さらに、10年前に麻紀と付き合っていた元カレ・省吾役の塚本高史、篠原の娘・ひよりが大好きなアイドル役の佐々木舞香(=LOVE)、中華料理店の店員役の近藤くみこ(ニッチェ)が脇を固める。

■朝帰りの理由を聞かれ、蒼太にうそをついてしまう麻紀…

前話で、篠原から突然「好きだ」と告白された麻紀。翌朝、麻紀が帰宅すると、偶然部屋の前で蒼太と居合わせる。少し気まずそうにする麻紀だったが、蒼太は「ごはんある?おなかすいちゃった」と明るい様子で話しかけてきた。

その後朝食を一緒に食べることになった二人。蒼太が出張中にプライベート用の携帯を家に忘れてしまい、麻紀からのメールに返信できていなかったことを謝ると、麻紀は「出張だったんだ」「そうだったんだ」と言って安堵(あんど)の表情を浮かべる。

そして出張土産のてぬぐいを渡され麻紀が喜んでいると、ふいに蒼太から「麻紀ちゃんもどっか泊まってたの?」と質問が飛んでくる。実は麻紀は篠原に告白された後、篠原の娘・ひより(長谷川晏)に懇願され、篠原の家に泊まっていたのだ――。

事情を説明しようにも、一体何をどこから話せばいいのか分からない麻紀は、蒼太に対して「友達のところ」ととっさにうそをついてしまうのだった。

■蒼太と沙織が一緒にいる現場を目撃…麻紀は思わず本音をこぼす

その後、出社した麻紀が同期の桜と話していたところ、篠原が神妙な面持ちで突然やって来た。何かを察した桜が席をはずすと、篠原は麻紀に向かって「大河内さん、僕は…」と真剣な顔で喋り始める。

しかし肝心なところで篠原は部下から話しかけられてしまい、最後まで言えないままその場をあとにする。改めて篠原から告白されると思った麻紀は、篠原が立ち去った後に「助かった~…」と安堵するのだった――。

それから仕事と買い物を終えた麻紀は、帰宅途中におしゃれな雰囲気のカフェを見つける。そして店の前で立ち止まって「蒼太くん興味あるかな、こういう店」と考えていると、偶然店内で楽しそうに話す蒼太と沙織の姿を目撃してしまう。さらに、沙織が取り出したてぬぐいを見て、麻紀は蒼太から渡されたプレゼントと色違いのものであることに気づく…。

その夜、蒼太と一緒に夕食を食べる麻紀は“また言及したら同じことの繰り返し…今度こそ本当のけんかになっちゃう”と思いつつも、我慢できずに「さっき一緒にいた人誰?」と尋ねてしまう。すると何食わぬ顔で「あぁ、沙織さん?ほら、町おこしの仕事一緒にやってる人だよ」と蒼太は答えるが、その言葉を聞いても麻紀は不安をぬぐい切れない様子。

そして麻紀の口からは「私、疲れた…」「蒼太くんにごはん作って待つの疲れた…」という本音がこぼれてしまう。それに対し、「麻紀ちゃん、俺のこと全然信用してくれない。正直に話してるのに、何でも疑った目で見るよね…」と言って悲しそうにする蒼太。

麻紀が何も言い返せずにいると、蒼太は「お互い、少し冷静になって考えようか」「距離…置こう」と提案し、麻紀も「そうだね」と同意するのだった。

■篠原のまっすぐな言葉に麻紀も触発される

後日、麻紀が職場で仕事をしていると、篠原は「今夜時間あるかな?」と言って食事に誘ってくる。その夜レストランで夕食を共にすることになった麻紀は、篠原から改めて「大河内さんのことが…好きなんだ」とストレートに告白される。

「でも私は…」と戸惑う麻紀だったが、篠原はすかさず「分かってるよ。こんなこと言っても困らせるだけだってこと。でも、僕は自分が思ってたより大人じゃなかった。勝手だけど、どうしても気持ちを伝えときたかったんだ」と発言。

その言葉を聞いた麻紀は、「篠原さんはちゃんと大人です。しっかりと自分の気持ちに向き合って、相手の気持ちを気遣って、まっすぐな言葉で伝えてくださいます」と言い、「おかげで私もしっかりと自分の気持ちに向き合わなきゃいけないって思いました」と告げるのだった。

前向きな気持ちで進み出そうと心に決めた麻紀。しかし同話のラストシーンでは、麻紀と篠原、蒼太と沙織がそれぞれ一緒にいるところで鉢合わせてしまう…。

またもや修羅場を迎えた麻紀と蒼太は、再び親密な関係を築くことができるのだろうか。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

菊池風磨“蒼太”との距離がますます遠のく倉科カナ“麻紀”/(C)「隣の男はよく食べる」製作委員会