レアル・マドリーの元ドイツ代表MFトニ・クロースが新たなチームメイトになるイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)に言及した。イギリスメトロ』が報じた。

ここ数年のドルトムント、そして先のカタールワールドカップ(W杯)での活躍から、人気銘柄と化すベリンガムを射止めたレアル・マドリー。その移籍金額は1億300万ユーロ(約157億4000万円)がベースとなり、さらにボーナスを含めると最大で1億3390万ユーロ(約204億7000万円)にのぼるものとなった。

元々、ルカ・モドリッチら実力者がいるレアル・マドリーの中盤に新たなタレントが加わり、早くも来季が楽しみだが、クロースはその移籍金額=絶対活躍というわけではないと辛口だ。自身のポッドキャスト『Einfach mal Luppen』でこう語っている。

「1億300万ユーロの移籍金? 大金を求めてやって来て、実質的にキャリアを休止に追いやったやつもいた。それだと振り返ったとき、誰もが見合う移籍じゃなかったと言うだろう。でも、今回はポジティブにスタートしてくれると思おう」

レアル・マドリー入りしてから活躍ができず、今季限りで退団した元ベルギー代表FWエデン・アザールを連想させる発言でベリンガムの移籍金額に見解を示したクロースだが、歓迎していないわけではなく、ヒット補強になりうる存在だと期待を口にした。

ジュードはとても優秀な選手で、そのクオリティと年齢から多くのチームが欲しがったんだ。僕は普段からチームの決断を大きく信頼している。レアル・マドリーがあれだけお金をかけたわけだから、とても良い移籍になるはずだ」