もうどうにも止まらないほどに打撃が好調な大谷。この唯一無二の天才を西武の助っ人も激賞している(C)Getty Images

 大谷翔平エンゼルス)が、完全な“無双モード”に入った。

 現地6月14日に敵地で行なわれたレンジャーズ戦で、大谷は9回表の4打席に左中間スタンドの2階席まで運ぶ特大の2ランホームランを記録。今季21本目としてアメリカン・リーグで単独トップとなった。

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 以前から「ミスター・ジューン」(6月男)とも呼ばれていた大谷。だが、現在の彼はあまりに凄まじい。直近7試合での打率は驚異の.500で、5本塁打を記録。さらに長打率1.107、出塁率.559と軒並みハイアベレージを叩き出しており、相手からすれば、手のつけようがない強打者と化しているのだ。

 娯楽の尽きない大谷。その偉才ぶりには、現在NPBで活躍する元同僚も脱帽する。今季から西武でプレーしているデビッド・マキノンだ。

 昨季にエンゼルスメジャーデビューを果たし、大谷とも共闘していたマキノン。二刀流で異次元のプレーを続けていた天才の日々を目の当たりにしていた28歳の助っ人は、21号を放った直後に自身のツイッターを更新。「本当に狂気の沙汰だ。誰も気づいていないような気がする」と大谷を称えた米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者の投稿を引用し、次のように持論を展開した。

「ボールをあそこまで遠くに飛ばすことがどれだけ大変なのかを人々は、まったく理解していないね。ほとんどのプロ野球選手は2階席以上のところにホームランを打つのに苦労しているんだ。それなのにショウヘイはいとも簡単に2階席まで特大のホームランを打ち込む! 彼は間違いなく史上最も才能のある選手だ!」

 以前から大谷を「今世紀を代表するスーパースター」「リトルリーグでやるようなことをメジャーリーグでやっているんだ」と評し続けてきたマキノン。海渡って挑戦を続ける彼は、米球界で進化を続ける怪物にただただ脱帽するほかにないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

直近7試合で打率5割! “完全無双モード”の大谷翔平を元エ軍の西武助っ人も激賞「史上最も才能のある選手だ」