レディー・ガガが、片頭痛の認知度を高めるために製薬会社ファイザーと新CMで提携したと発表された。

 このパートナーシップは、6月の片頭痛啓発月間のテーマである“Educate Yourself, Educate Others”(自分で学習し、人を教育する)にちなんでいる。片頭痛は、特に激しい頭痛として誤解されがちだが、衰弱しやすい再発性の神経疾患であり、ある調査によると生活に支障をきたす疾患として世界で2番目に多い。

 【グラミー賞】を13回受賞しているガガが初めて片頭痛と診断されたのは、わずか14歳の時だった。彼女は、「私が経験した片頭痛には消耗させられました。頭、目の奥、顔全体に激しい痛みが走り、何日もベッドに寝たきりになりました。本を読んだり、明かりをつけたりすることができず、痛みが治まるまで何時間も、そして何日も静かな部屋に一人でいなければなりませんでした」とファイザーに話している。

 自身の弱い部分をファンと共有することを厭わない彼女は、定期的にさまざまな健康問題について透明性を保ってきた。2013年には、【ボーン・ディス・ウェイ・ボール】ツアーが短縮された股関節の損傷について説明していた。

 ファイザーとのコラボレーションをサポートする新しい広告でガガは、2022年9月に終了した【クロマティカ・ボール】ツアーでプロが撮影した映像を初めて一部公開した。彼女はナレーションで、「痛みを感じながらパフォーマンスすることがどのようなものか、私は知っています」と述べてからファイザーのNurtec ODT医薬品について説明している。

 昨年ガガは、「ステューピッド・ラヴ」や【グラミー賞】を受賞した全米No.1ヒット「レイン・オン・ミー(with アリアナ・グランデ)」などのヒット・シングルを生み出した6thスタジオ・アルバム『クロマティカ』を引っさげ、欧州、アジア、北米でスタジアムを満員にした。

 【ゴールデン・グローブ賞】受賞女優でもあるガガは、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で17曲がTOP10入りを果たし、5曲のNo.1シングルを獲得している。アルバム・チャート“Billboard 200”では、2011年の『ボーン・ディス・ウェイ』以来、6作がNo.1を記録している。

レディー・ガガ、片頭痛薬のCMで【クロマティカ・ボール】ツアーの映像を初公開