エッセイ漫画ではすでに第一人者として定評のある漫画家の東村アキコさんが、初めて"全部活字"のエッセイを上梓します。テーマは自らの子ども時代。著者の人生に影響を与えた「なつかしの漫画」にまつわるエピソードも満載です。

【主な内容】

「幼少期から高校生までのおもしろエピソードと、電話にまつわる話と…。かくかくしかじかに描けなかった子供の頃の思い出の実話エッセイです。文章の本出すの緊張してますが」(著者の「Twitter」より)

父、親戚が電電公社(現NTT)勤めで、物心ついたときから自宅の床の間にはさまざまな電話機が並んでいた「電話局ファミリー」の長女・アキコ。お絵かき大好き、漫画誌「りぼん」も大好き。気がつけば漫画家を目指していた子ども時代のやんちゃネタから、中学・高校での爆笑エピソードまで、昭和末期の人気漫画にまつわる著者の"記憶鮮明"な思い出を縦糸に、"家族"同然の存在だった電話の進化を横糸に綴ります。

同時に、40年ほど前は誰も想像さえしていなかった「電話で漫画を読む時代」の到来について、漫画家としての当事者しか持ち得ない視点から裏面を語ります。

漫画のみならず、著者のギャグセンスは文章でも炸裂、令和でいちばん笑える1冊です。

【プロフィール】

東村 アキコ(ひがしむら あきこ)

漫画家。1975年宮崎県生まれ。

1999年、「フルーツこうもり」でデビュー。

『ママはテンパリスト』(全4巻/集英社)が100万部を超えるヒットとなり、若い女性を中心に人気を集める。

2010年、ファッションをテーマにした『海月姫』(全17巻/講談社)で講談社漫画賞。

自身の半生を描いた『かくかくしかじか』(全5巻/集英社)で第8回マンガ大賞、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞。

『東京タラレバ娘』(全9巻/講談社)で米国アイズナー賞最優秀アジア作品賞をそれぞれ受賞。

2020年、『偽装不倫』(全6巻/文藝春秋)のウェブトゥーンなどへの功績によって、芸術選奨文部科学大臣賞新人賞受賞。

同年、『雪花の虎』(全10巻/小学館)で第47回アングレーム国際漫画祭ヤングアダルト賞受賞。

先駆的な活動で日本の漫画界を牽引するのみならず、韓国、米国、フランスを始めとした海外でも広く読者に支持されている。

【書誌情報】

書名:もしもしアッコちゃん? 漫画と電話とチキン南蛮

著者:東村アキコ

発売日:2023年7月20日(木)発売予定

※流通状況により、一部地域では発売日が前後します。

価格:1,540円(税込)

判型:四六判ソフトカバー

配信元企業:株式会社光文社

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