ジョニー・デップ(60歳)が、元妻アンバー・ハード(37歳)との名誉毀損裁判中の「酷い時期」を振り返った。

アクアマン」のアンバーが2018年にドメスティック・バイオレンスの被害者として書いた論説を巡り、昨年、6週間にわたり行われた裁判では、最終的にジョニー側が3件全てで勝訴し、1035万ドル(約14億円)の損害賠償を認められた一方、アンバー側は反訴3件の内1件で勝訴し、200万ドル(約2億8000万円)の損害賠償が認められていた。

先月、新作映画「ジャンヌ・デュ・バリー」のプロモーションのためカンヌ国際映画祭に出席していたデップ。新たに公開されたハリウッド・オーセンティックとのインタビューで、勝訴に「ある程度満足」したかとの質問に対し、こう答えていた。

「これね。そうだね」
「この酷い時期の最悪の時、最初の頃なんだけど、それがあったからね。前から言ってきたことなんだけど」
「人々は何度もどん底に落ちることができる。何十億回もどん底に急降下することがね。でも幸運にも地下室を見つけることができたら、大丈夫だ。分かるかい?」

また自身のインスタグラム・ストーリーに投稿した舞台裏映像では、「ジャンヌ・デュ・バリー」は復帰作ではないとして、「なんと呼んでもいいけど、思うように表現してもらって構わないけど、カムバックっていうのはどうかな?」「カムバックするには、一度去る必要がある。私はどこに行っていない」とコメントしていた。

同映画祭での記者会見でも、自身はカムバックを果たしたわけではないとして「カムバックという言葉を考え続けているよ。私はどこにも行っていなかった。実際に、私はここから45分ぐらいのところに住んでいる」「だから、人々は当時何かを恐れ私に声をかけてこなかったかもしれない。でも私はどこへも行っていない。ただぶらぶらしていたんだよ」と説明していた。