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東北地方には活発な雨雲がかかり、16日正午現在、岩手県大雨警報宮城県に大雨・洪水警報が発表されています。土砂災害や川の増水などに警戒してください。雨は今夜にはあがる見込みです。大雨のあとは熱中症に警戒が必要です。

16日夕方まで大雨警戒

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16日の東北地方は、上空の寒気の影響で大気の状態が不安定になり、宮城・岩手の県境を中心に雨量が多くなっています。
宮城県石巻市では午前10時24分までの一時間に24.5ミリなど強い雨を観測しています。
午前11時10分までの24時間降水量は宮城県の米山や築館、石巻、岩手県の一関で100ミリを超える大雨になっています。
正午現在、宮城県東部の一部に大雨・洪水警報、岩手県の内陸に大雨警報の発表されている地域があります。

雨のピークは過ぎつつありますが、これまでの雨で川が増水したり、地盤の緩んでいる所があります。
宮城県では昼過ぎまで、岩手県では夕方にかけてアンダーパスの浸水や、土砂災害、川の増水などに警戒してください。
今夜には天気の回復する所が多いでしょう。

土日は梅雨の晴れ間 熱中症に警戒

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土日は東北南部を中心に晴れ間が広がり、最高気温は30度以上の真夏日の所があるでしょう。
急激に暑くなりますので、熱中症に警戒が必要です。
一方、東北北部は気圧の谷の影響で、にわか雨の可能性があります。
土曜日は青森県の津軽と秋田県、日曜日は秋田県岩手県で一時的に弱い雨が降るでしょう。
この週末は青森市で東北絆まつりが開催されます。参加する方も見る方も、土曜日の午後は念のため空模様の変化に気をつけましょう。

来週前半は晴れ間が続きそうですが、来週後半は曇りや雨の梅雨空が戻るでしょう。
22日頃は仙台など三陸沿岸を中心に海風の影響で気温は低めで、この先は寒暖差が大きくなりそうです。
梅雨の時期は前線の位置のわずかな違いで気温も天気も変わります。最新の予報を確認しながら体調管理にも気をつけてください。

熱中症はグッズと声掛けで防ごう!

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夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

扇子うちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

(熱中症を予防するには、熱中症対策グッズを用意するだけでなく、なるべく涼しい所でこまめに休憩することや、「水分をとっている?」「少し休んだほうが良いよ」など声をかけ合うことも、忘れないでください。)

東北地方は今日16日は大雨 土砂災害や河川の増水に警戒 土日は晴れて真夏日続出