社会学者の古市憲寿氏が16日、自身のツイッターを更新。俳優の永山絢斗容疑者が大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことを受けてか、「『出演者の逮捕で映画公開中止』なんて慣習、そろそろ止めたほうがいい」と訴えた。
■出演映画めぐり心配の声
15日深夜、東京・目黒区の自宅マンションで大麻を所持した疑いで逮捕された永山容疑者。
場地圭介役で出演している映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編−決戦−』の公開が30日に控えていることもあり、ツイッター上では「公開中止になるんかな」「場地さん絶対いなきゃだめなのに映画どうなるの」と心配の声が。
そんな中、古市氏は「『出演者の逮捕で映画公開中止』なんて慣習、そろそろ止めたほうがいい」と投稿する。
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■公開中止なら「悪しき連帯責任の典型」
著名人の逮捕などにより携わった作品に影響が及ぶことについては、これまでも議論されてきたが、「特に被害者のいない事件なら、なおのこと。しかも映画はお客さんが自発的に行くもの。嫌なら行かなければいい。誰の得にもならない忖度は絶対にやめるべき」と主張。
作品に関わっている何百人、何千人の中の1人が事件を起こし公開中止になるなら「悪しき連帯責任の典型だよね」とし「そういう古臭い社会に生きていると思うとぞっとする」と記した。
■「心配しなくても大丈夫か」とも
しかし、出演者が逮捕されても公開に踏み切るケースもあり、2020年の映画『とんかつDJアゲ太郎』もそのうちのひとつ。伊勢谷友介が大麻取締法違反、伊藤健太郎がひき逃げによる道路交通法違反で逮捕された。
古市氏は「まあでも『とんかつDJアゲ太郎』もきちんと公開してたし(観てないけど)、心配しなくても大丈夫か」ともつづっていた。
■永山絢斗容疑者の逮捕に反応か
「出演者の逮捕で映画公開中止」なんて慣習、そろそろ止めたほうがいい。特に被害者のいない事件なら、なおのこと。しかも映画はお客さんが自発的に行くもの。嫌なら行かなければいい。誰の得にもならない忖度は絶対にやめるべき。
— 古市憲寿 (@poe1985) June 15, 2023
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