複数の海外媒体によると、Appleは新たにウェアラブルデバイス向けに「フレキシブルディスプレイを活用し、バンド部分にも画面表示領域をもたせる技術」を特許として出願したことが分かった。

【画像】特許情報による説明図

本特許は「Module And System Applications」と名付けられており、昨今折り畳みスマホなどで用いられている、柔軟に折り曲げが可能な「フレキシブルディスプレイ」を用い、スマートウォッチ等の画面表示領域を拡張するというもの。これにより、円盤部分以外にも腕に巻くバンド部分も表示領域として活用することができ、より多くの情報を表示することが可能になるという。

レキシブルディスプレイを巡っては近年、スマートフォンメーカーやディスプレイメーカーや半導体メーカーが各社しのぎを削って技術開拓やプロダクト開発に勤しんでいる。韓国・サムスン電子ディスプレイ製造子会社であるSamsung Displayもその一つで、原稿の折り畳みスマホを更に進化させた「3つ折りモバイルディスプレイ」を施策したり、先月末にはディスプレイ関連見本市にて「ローラブル(巻き取り可能)なディスプレイ」のデモ展示を行っていた。

Appleも過去数年以内に複数回、水面下でフレキシブルディスプレイのデバイス応用に関する特許を複数取得しているが、特許を活用したプロダクトへはリリースされておらず、正式公表はもとより噂すらされていない状態。今回のウェアラブルデバイスへの応用についても、同社のスマートウォッチApple Watch」といった製品化への期待は(現状では)薄く、今後の技術発展に注目される。

※本記事は抄訳の許諾を得て編集,配信しています

https://www.gizmochina.com/2023/06/16/apple-patent-screen-wrap-around-wrist/


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