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女優・北川景子が14日、都内で開催された劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《後編》(6月30日公開)の完成披露舞台挨拶に出席した。北川がセーラコスモスの声を担当することはこの舞台挨拶で発表されたため、北川の名が告げられると場内でどよめきが起こり、客席後方扉から北川が手を振り微笑みながら客席内の通路を歩いて登壇すると、場内は悲鳴のような歓声に包まれた。

6月9日の《前編》公開から間もなく1週間を迎える14日、「みんな変身よ! シルバー・ムーン・クリスタル・パワー メイクアップ!」という生の変身口上で幕を開けた舞台挨拶。華やかに登場したのは、エターナルセーラームーン月野うさぎ役の三石琴乃セーラースターファイター星野光役の井上麻里奈セーラー火球/火球皇女役の水樹奈々、そしてセーラギャラクシア役の林原めぐみだ。

さらにこの舞台挨拶では、新映像とともに物語の鍵を握るキャラクター、セーラームーンの未来の究極の姿であるセーラコスモスを演じるのが、北川景子であることが発表された。大歓声を浴びながら登場した北川は「ありがとうございます」とファンの大歓迎ぶりにまず一礼した。

そんな北川だが「オファーを受けたときに『私でいいんだろうか?』という感覚があって…。そうそうたるレジェンドの声優の皆さまがいらっしゃるなかで、不安もあったんですけど、(今、会場の)皆さんが拍手で迎え入れてくださって、すごくほっとしました。嬉しかったです」と胸を撫で下ろした。

北川とセーラームーンと言えば、以前から関わりが深く、北川の女優デビュー作は2003年から約1年にわたり放送された連続ドラマ『美少女戦士セーラームーン』(CBCTBS系)。北川はセーラーマーズ火野レイ役だったが、その際に共演した沢井美優、泉里香、安座間美優、小松彩夏とは今でも仲が良く“戦士会”と称してときどき集まっている

そこで北川は今回セーラコスモスの声を演じるにあたり「実写ドラマ版ではセーラームーンを支える側だったので、セーラコスモス役は私でいいのかな…と不安でした。ですが、(実写版で共演した)他の戦士たちにも『どう思う?』って相談したら『みんな絶対にやって欲しい』って言ってくれて」と今回の出演について戦士会のメンバーの意見も聞いたそうだ。「私たちが実写ドラマ版で出会ってから20周年で、私たちにとってすごく大切な作品なので『景子ちゃんが関わってくれるのは嬉しい』というリアクションだったので、みんなに背中を押されてやりたいなと思いました」と戦士会メンバーも北川の出演を喜んでいるそうだ。

また主役の声を演じる三石琴乃と北川はドラマで共演済み。北川主演のTBS系ドラマ『リコカツ』(2021年4月期)で2人は母娘を演じたが、三石は「連続ドラマは初めてで右も左も分からないところを主役として優しく迎えてくれてフォローしてくださって。恩人です」と感謝。その恩返しか今回の収録では三石が「不安に思っているところがあったら聞いて」と連絡したり、収録当日には「少しでも知った顔があれば安心するかな」と北川の緊張を和らげようとわざわざ顔を出したという。

北川は「初めてオーディションを受けたのが実写版セーラームーンで、それがきっかけでデビューすることになって、その仲間たちと20年間働き続けて戦い続けて、またこの作品でセーラームーンに関わることができて、人生のいろんな節目にセーラームーンがいました。人生の一部という感じがします」としみじみと語った。

(TechinsightJapan編集部 関原りあん)

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