広末涼子

週刊文春』の報道を認める形で女優の広末涼子が全面謝罪したフレンチレストラン『sioオーナーシェフ・鳥羽周作氏とのW不倫。14日には、その謝罪文も公開された。


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■鳥羽氏の家族から謝罪

広末は、発表した謝罪文の中で複数の人物に謝っている。

まず冒頭で「軽率な行動により、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを深く、心からお詫び申し上げます」としているが、これは謝罪文書き出しの定型句であって、特定の誰かに向けたものではない。

具体的な人物としては、「鳥羽様のご家族に悲しい思いをさせてしまったこと、辛い気持ちにさせてしまったことを何よりも申し訳なく思っています」と、第一に不倫相手である鳥羽氏の家族に謝罪。

続いて、「私自身の家族、3人のこどもたちには膝をつき合わせ直接『ごめんなさい』をしました」と言及。なぜか夫であるキャンドルジュン氏の名前はないが、子供たちに謝ったことを述べている。

なお最後に、「これまで応援してくださった大切なファンの皆さまをがっかりさせてしまったことも、この場でお詫びさせてください」と述べたが、こちらも特定の誰かに向けたものではない。


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■キャンドル・ジュン氏の名前はなし

謝罪文から広末が謝罪している対象としてはっきりわかるのは、「鳥羽氏の家族」と「自身の3人の子供」。

一方、夫のキャンドルジュン氏や事態収拾にあたったであろう事務所関係者、出演CMのスポンサーや制作者、降板する仕事の共演者や関係者などへの謝罪は明示されていない。

では、世間はW不倫の場合、「誰が最も被害を受ける」と考えているのだろうか。


■6割は「自身の子供」が最大の被害者

Sirabee編集部が、6月15〜16日にかけて全国10〜60代男女855名を対象に「W不倫」について調査したところ、最も被害を受けるのは「自分の子供」と答えた人が59.5%と圧倒的多数となった。

以下、「自分の配偶者」「相手の配偶者」「相手の子供」「自分の仕事関係」「不倫相手」「相手の仕事関係」と続く。母親もしくは父親が家族を裏切ることが、子供の成長や心理に与えるダメージを懸念している人が多いことがわかる。

W不倫

このデータから考えると、裏切った自らの配偶者を最大の被害者と考える人はそれほど多くなく、広末の謝罪文も納得の範囲と言えそうだ。


■母と子供の絆は特別か

なお、今回の調査結果を男女別に分析すると、順位については男女でまったく同じに。しかし、男性は「自分の子供」が48.5%でそれ以外の回答にもバラけているの対して、女性は「自分の子供」が70.3%と圧倒的。

W不倫

「母親と実の子供」という絆は、特別なものがあるのだろう。広末の場合、あくまで彼女本人が謝罪文に記していることではあるが、「彼らは未熟な母親である私を、理解し認めてくれました」とのこと。

世間のほとぼりが冷めなくても、まず子供たちが「認めてくれた」というのは再起に向けた小さな一歩かもしれない、

W不倫


■執筆者紹介

タカハシマコトニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター

1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。

著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社

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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年6月15日6月16日 対象:全国10代~60代男女855名(有効回答数)

広末涼子の謝罪文にない「キャンドル・ジュン氏」の名前 W不倫最大の被害者、6割が答えたのは…