今季限りでレアル・マドリードを退団することが決定している元ベルギー代表FWエデン・アザールが、自身の去就について言及した。18日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在32歳のアザールはリールの下部組織出身で、2012年にチェルシーに移籍。公式戦通算352試合出場で110ゴール92アシストを記録するなど、長年中心選手として活躍した。そして、2019年夏にチェルシーから最大1億3000万ポンド(約226億円)もの移籍金でレアル・マドリードに加入。しかし、ケガを繰り返した影響もあり、定位置を確保することはできず。今シーズンは公式戦10試合の出場にとどまるなど、在籍4シーズンで真価を発揮することはできなかった。

 レアル・マドリードとの契約は2024年6月までとあと1年の契約が残っていたが、同クラブは3日にアザールとの今季限りでの契約解消を発表。その後、メジャーリーグサッカーMLS)やサウジアラビアのクラブから関心を寄せられているとも報じられたが、今季限りでの引退を検討する可能性も伝えられており、去就には注目が集まっている。

 そんなアザールベルギーメディア『RTBF』のインタビューで自身の去就について「正直、まだ分からない。約3年間の困難な時期を終えて、僕は家族と時間を過ごし、他の人たちと同じように休暇を得たい。正直に言うと、将来について、僕にはまだ答えが無いんだ。しかし、僕にはまだプロサッカー選手としてプレーできる能力があり、僕の体はそれに耐えられる。2、3年休んでいたが、まだエネルギーはあるよ」とコメント。将来のことはまだはっきりと決まっていないと明かしつつ、現役続行の意志を示した。

去就について語ったアザール [写真]=Getty Images