UEFAネーションズリーグ(UNL)の3位決定戦が18日に行われ、オランダ代表とイタリア代表が対戦した。

 試合開始早々6分、イタリアが先制に成功する。クロスボールに対して、マテオ・レテギがオーバーヘッドを試みるも、空振り。しかし、ファーサイドに流れてきたボールに素早く反応したジャコモ・ラスパドーリが、ヒールでフェデリコ・ディマルコへラストパス。このボールにディマルコダイレクトシュートで合わせ、見事にゴールネットを揺らした。

 勢いに乗ったイタリアは20分、スルーパスに抜け出したディマルコがペナルティエリア左でボールを持つと、そこからペナルティアーク付近に折り返しのパス。このパスに反応したマルコ・ヴェラッティが相手DFと交錯すると、ボールはダヴィデ・フラッテージのもとへ。このボールをフラッテージが左足でゴールに流し込み、イタリアがリードを広げる展開となった。

 後半に入り、オランダが反撃に出る。68分、ペナルティエリア付近の左サイドでパスを受けたコーディ・ガクポがドリブルで中に切り込むと、そこから右足でクロスを供給。一度は相手に跳ね返されたものの、ステーフェン・ベルフワインがボールを拾うと、相手DFをキックフェイントでかわして、左足でシュート。ボールはゴール右隅に突き刺さり、オランダが一点を返した。

 勢いに乗りたいオランダだったが、イタリアに一瞬の隙をつかれる。72分、右サイドのデンゼル・ダンフリースがセンターサークル付近でボールを奪われると、イタリアはそこからカウンターを発動。スルーパスから抜け出したフェデリコ・キエーザがドリブルでペナルティエリア内まで持ち運ぶと、そのまま左足でシュートを放つ。放たれたシュートはゴール右隅に吸い込まれ、再びリードを2点とした。

 またも2点のリードを追いかけることとなったオランダだが、試合終了間際の89分に途中出場のジョルジニオ・ワイナルドゥムがゴールを決めて、再び1点差に詰め寄る。しかし、反撃は及ばず、試合はこのまま終了。イタリアが3-2でオランダを下した。
 
【スコア】
オランダ代表 2-3 イタリア代表

【得点者】
0-1 6分 フェデリコ・ディマルコイタリア代表)
0-2 20分 ダヴィデ・フラッテージ(イタリア代表)
1-2 68分 ステーフェン・ベルフワイン(オランダ代表)
1-3 72分 フェデリコ・キエーザ(イタリア代表)
2-3 89分 ジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ代表)

勝利を飾ったイタリア代表 [写真]=Getty Images