チームの勝利に貢献にした大谷(C)Getty Images

 大谷が完全にゾーンに入った。

 エンゼルス大谷翔平は18日(日本時間19日)敵地で行われたロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。5回の第3打席に2試合連続となる豪快アーチを叩き込んだ。

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 1点を追う5回無死二塁。それまで2打席連続無安打と封じられていたメジャー通算224勝のグリンキーの113キロカーブを完璧に捉え、ライトスタンドへ運んだ。打球速度117.1マイル(約188.5キロ)飛距離は422フィート(約128.6メートル)をマーク。今季最速の189キロ弾には試合を見守ったネビン監督も強く感じるものがあったようだ。試合はこの後にトラウトにも一発が飛び出し、5-2と快勝していた。

 試合後、ネビン監督は大谷の逆転2ランの場面を振り返り「スーパースターが重要な場面で仕事を成し遂げてくれると、対戦相手が誰でも戦えると全員に自身がつく」と大谷のチームへの多大な貢献に感謝の気持ちを示した。

 さらに打球速度189キロ弾と今季最速となったアーチに関しても「最も(音が)響いていたと思う」とこれまでも数々の記録を塗り替えてきた「ユニコーン」の新たな進化に目を見張った。

 この日は「トラウタニ弾」でチームも快勝、レンジャーズに次いで単独2位に浮上した。昨年、「ひりひりしたシーズンを送りたい」とプレーオフ進出を熱望していた大谷にとってシーズン6年目にして、いよいよ最大のチャンスが訪れようとしている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「スーパースターが重要な場面で仕事をしてくれる」大谷24号は指揮官も絶賛の189キロ弾で単独2位に浮上 悲願のプレーオフ進出へ一直線