たそがれ優作

2023年秋放送予定の『たそがれ優作』(BSテレ東)。BSテレ東ドラマ初主演の俳優・北村有起哉がうまい酒と気ままな肴、そして魅力的な女性をこよなく愛する主人公・優作を熱演する。

■とぼけた中年男性の“たそがれ”ストーリー

たそがれ優作

原作は、実写ドラマ・映画化され話題となった『深夜食堂』をはじめ『四万十食堂』など数多くの食に関する作品を生み出してきた、安倍夜郎氏の同名作。

昼は俳優、夜は酒場へと繰り出す日々を送る主人公・北見優作は、訪れる店で酒を酌み交わす魅力的なマドンナ達に毎度心惑わされながら、食って、呑んで、ふられて、呑む。悩める五十代・優作が繰り広げる“たそがれ”ストーリーだ。

同ドラマでは、実在するお店と実際の料理が続々登場し、『孤独のグルメ』スタッフが新たに手掛ける“食”と“お酒”をきっかけに繋がる人と人との人情溢れる物語となっている。


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■「肩の力を抜いて…」

主人公・優作を演じるのは、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日)、『ウツボラ』(WOWOW)、映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』など今年7つの映像作品に出演、10月には舞台の公演も控えるなど多方面で活躍する北村。

北村:このたびはこんな嬉しい機会をいただいてありがたく思っております。「たそがれる」という言葉は日本特有の大好きなことばの一つです。英語で直訳するとlost in thoughtとやはり一文字では片付けられない。


そんなたとえば夕焼けの雲のような主人公・北見優作に、肩の力を抜いて少しでも近づくことができればと思っております。


■「まさに令和の寅さん」

原作者の安倍氏とプロデューサーの田中智子氏からも、コメントが届いてる。

安倍氏『たそがれ優作』は毎回4ページ。短編マンガというより断片マンガです。その断片を繋ぎ合わせたり膨らませたりして、面白いシナリオが上がってきました。


優作はテレビでよく見かけるが名前は売れてない脇役専門の役者です。北村有起哉さんがどんな優作を演じてくださるのか、とても楽しみです。

田中氏:この度、安倍夜郎先生の原作『たそがれ優作』をドラマ化させていただけることになり光栄かつ嬉しい限り! 撮影に向けてスタッフ一同、百戦錬磨のオジ飯ドラマ制作チームが腕を鳴らしています。


マンガで描かれている、たそがれ世代男性のほのぼのしみじみとした世界観をいかに実写で表現するか、美味しい酒と肴を味わいながら、中年男の枯れない色気を醸し出せるのかが大きな課題です。

■「美しいマドンナたちも見もの」

田中氏:そこで鍵となるのが優作役。とぼけた中年男性の悲哀と色気、コミカルでシリアス、たそがれた背中、母性本能をくすぐるちょっと情けないオジサン役といえばこの方! 北村有起哉さん以外に考えられません。時代劇からコメディまで名脇役という役どころの“優作”は七変化、北村有起哉さんはどのように演じてくれるでしょうか。


絶品の肴に加えて毎回登場する優作を惑わす美しいマドンナたちも見ものです。淡い恋心を抱きながらも最後は…まさに令和の寅さん。実在のお店で出される味を話題にしながらドラマが展開していきます。


毎回、ドラマに登場する料理店の情報や職人技もご紹介していきます。疲れた夜にゆったりとくつろいでお楽しみいただけるドラマです。ご期待ください。


■ドラマあらすじ

実力派脇役俳優・北見優作は、昼は役者・夜は酒場へと繰り出す自由気ままな日々を送っている。夜の酒場で繰り広げられる魅力的な女性たちとの食事のひとときに胸ときめかせるも、なかなか成就せず。

共演した若手女優、取材に来た編集者、元不倫相手、酒場で声をかけられた美女などなど…魅力的なマドンナ達に惑わされながら、旨い酒と気ままな肴を愛し今日も食って、呑んで、ふられて、呑む。

さすらいの五十二歳・優作が繰り広げる“食”と“お酒”をきっかけに繋がる人達のたそがれストーリー。

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(文/Sirabee 編集部・ほさかちよこ

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